2階
体験学習室
岩手県立博物館の体験学習室は、古くから人々が生活のなかで使用してきた道具などを展示し、実際の体験を通して昔の生活の工夫や知恵を学習できるようになっています。
【Q&A 体験学習室ってどんなとこ?】
博物館の展示では“見たり”“聞いたり”しながら学習します。 この体験学習室では、実際にものを“さわったり”“身につけたり”“動かしたり”と、自分の体を使ってためすことができます。 そして、それがどういうものなのか、どうやって使うものなのか、何のためにそうするのか、どんな人たちがどんな時にどこで使ったものかなどを考えて、人々の技術、知恵や工夫、日々の生活について学ぶことができます。
遊ぶ[あそぶ]
Q.おいてあるおもちゃ、あそんでもいいのかなぁ?
A.もちろんいいですよ!遊んでみたいものを取り出して実際にやってみましょう。 昔は布、木、竹、ガラスなど身近にあるものを上手に使って、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さん・お母さんなどに作ってもらったり、自分で工夫して作ったおもちゃでみんなと遊びました。みんなで仲良く、楽しく遊ぶにはどうしたらいいか考えてみましょう。
かざぐるま、こま、輪投げ、ヨーヨー、板がえし、ふくわらい、おはじき、万華鏡、カルタ、メンコ、あやとり、けんだま、つみきなどがあります。
身につける
Q.よろいやドレスがあるけど、自由に着てみていいの?
A.はい、いいですよ。
「これは何をする時の格好かな?」「どういう順番でどこにつければいいかな?」「何でそこにつけるのかな?」「今の服とどこがちがうかな?」「重さは?」「動きやすさは?」、いろいろ考えながら着てみると、昔の人々の知恵や工夫を知るきっかけになるかもしれません。
中には一人で身につけるのが大変なものもあります。お互いに助け合って、交替で着てみましょう。(解説員もお手伝いします。)
鎧、野良着、夜会服、近代の女学生装束などがあります。
※クリーニングや修理のため、ご利用いただけない場合もあります。
ためす・さわる
Q.石うすを回したり、はたおりをしたりしていいの?
A.いいですよ。今はあまり見かけなくなってしまった道具にさわったり、動かしたりしてみましょう。
昔は材料になるものを取ってきて、加工するのもすべて自分たちでしなければなりませんでした。田畑から取ってきた米や豆などを石うすで粉にしてだんごなどを作ったり、着るものなどを作るために糸をつむいだり、機織り機で布を織ったりしたのです。
道具を動かしたり観察したりして、「どうやって使うのかな?」「何ができるのかな?」「いつ頃、誰がどんな時に使ったのかな?」、いろいろなことを想像してみましょう。
かご
石うす(まわせます)
たかばた(はたおりができます)
こと(音をならせます)
化石[かせき]※ほんものです
おおむかしのアクセサリー※レプリカです
おおむかしのアクセサリー※レプリカです
さいごに
体験学習室にあるものは、みんなで利用するものです。やさしく扱ってくださいね。使い終わったものは、必ず元の場所へきちんと整理して戻しましょう。