各種制度

昇任制度

年功、学歴、性別に関係なく、個々の努力と実力が公正に評価されます。試験のほか、勤務成績等に基づく昇任もあり、優れた実務能力を身に付けることで、昇任の道が開かれます。

警察官
階級・階級章 職務・受験資格
巡査 本部・警察署の係員など
巡査長 本部・警察署の係員など(選考)
巡査部長 本部・警察署の主任など(試験)
<受験資格>
警察官A:巡査2年
警察官B:巡査5年
警部補 本部・警察署の係長など(試験)
<受験資格>
警察官A:巡査部長2年
警察官B:巡査部長3年
警部 本部の課長補佐、
警察署の課長など(試験)
<受験資格>
警察官AB:警部補4年
警視 本部の課長、調査官、
警察署長・副署長など(選考)
警視正 本部の部長など(選考)採用時の年齢によっては、「警視正」の昇任資格が得られない場合があります。

警察事務

給与

警察官の給与は、警察学校在学中から支給されます。危険に立ち向かう警察官の給与は、地方公務員の中でも高い水準となっています。警察事務職員は行政職の給与が支給されます。また、定期的な昇級制度があり、基本給のほか、職務内容などによって、様々な手当が支給されます。

初任給

職種区分 金額
警察官A 222,600
警察官B 193,300
警察事務Ⅱ種 180,500
警察事務Ⅲ種 167,900

※令和6年4月1日現在

手当一例

◎期末・勤勉手当(6・12月)
◎寒冷地手当(11〜3月)
◎扶養手当
◎住居手当
◎時間外勤務手当
◎通勤手当
◎特殊勤務手当
◎単身赴任手当 など

給与モデル

定期的な昇級や、試験、選考による昇任により基本給が昇級されます。個々の努力次第でより高い基本給を得ることができ、将来設計を見据えた計画的な生活を送ることができます。※基本給のほか、職務内容や家庭・生活環境などによって、各種手当が支給されたモデルケースとなります。

警察官A(大学卒)

警部補(31歳)[勤続年数10年目の場]

採用時巡査(22歳)
総支給額 365万円
給与 264万円(月額約22万円)
ボーナス 65万円
手当 36万円(月額約3万円)
採用5年目巡査部長(26歳)
総支給額 563万円
給与 312万円(月額約26万円)
ボーナス 119万円
手当 132万円(月額約11万円)
採用10年目警部補(31歳)
総支給額 668万円
給与 360万円(月額約30万円)
ボーナス 140万円
手当 168万円(月額約14万円)

岩手県職員(警察事務)Ⅱ種(大学卒)

主任(31歳)[勤続年数10年目の場合]

採用時主事(22歳)
総支給額 320万円
給与 228万円(月額約19万円)
ボーナス 56万円
手当 36万円(月額約3万円)
採用5年目主事(26歳)
総支給額 449万円
給与 264万円(月額約22万円)
ボーナス 100万円
手当 85万円(月額約7万円)
採用10年目主任(31歳)
総支給額 548万円
給与 300万円(月額約25万円)
ボーナス 119万円
手当 129万円(月額約11万円)

福利厚生

住宅

住宅環境は、県内16署すべてに家族向け公舎が整備されているほか、盛岡市内には独身寮が完備されています。

健康管理

健康管理については、検査項目が人間ドック並みに充実した健康診断、精密検査を実施するなど、職員の健康に配慮しています。また格安の保険料で手厚い保障が受けられる警察独自の各種保険制度が整備されています。

健康診断
定期健康診断 全職員
がん検診(胃、大腸、肝・胆・腎・膵臓) 40歳以上の職員
特殊健康診断(深夜業務、特定化学物質等取扱) 該当する職員
保険
警察職員グループ保険 死亡・高度障害
警察共済組合団体傷害保険 ケガ(公務中・公務外)
警察共済組合医療保険 病気

休暇・休業

休暇は、年間20日間(採用初年度は15日間)の年次休暇のほか、夏季や結婚・出産時の特別休暇などがあります。大学等における修学や国際貢献活動への参加のための自己啓発休業制度などもあります。

年次休暇
年間20日間(繰越により最大40日間)
特別休暇(一例)
夏季休暇 6〜10月の間に5日間
結婚休暇 連続する7日間の範囲内
キャリアアップ休暇 勤続年数に応じて取得
勤続15年:3日
勤続25年:5日
産前・産後休暇 産前は6週間が基本、特別で8週、最大で14週、産後は8週で固定
配偶者出産休暇 3日の範囲内(男性職員)
育児休業
子が3歳になるまで

勤務形態

基本的な勤務形態は次の3種類。いずれも1週間あたりの勤務時間は38時間45分です。

■通常勤務

午前9時〜午後5時45分まで
【週休日】土・日曜日

■毎日勤務

午前9時〜午後5時45分まで
【週休日】4週間あたり8日

■交替制勤務

当番(15時間30分)、非番、公休、日勤(7時間45分)のローテーション
【週休日】3週間あたり6日

仕事と育児の両立(子育て支援制度)

出産・育児支援として、子どもが満3歳になるまで男性、女性問わず育児休業が認められる制度があります。ほかに男性が取得できる出産支援休暇や育児参加休暇など、子育てをサポートしています。

主な制度

つわり休暇

妊娠中の女性職員が妊娠に起因する症状のために勤務するのが困難な場合の特別休暇

妊娠中の休息、補食

業務が母体又は胎児の健康保持に影響がある場合に適宜休息し、又は補食するための特別休暇

妊娠中の保健指導・健康診査

妊娠中の女性職員が妊婦検診等を受ける場合に取得できる特別休暇

産前・産後休暇

出産の前後における女性職員の就業を制限することによって、母体保護を図ることを目的とした特別休暇

配偶者出産休暇

男性職員がその配偶者の出産に当たり、入退院や出産の付添いなどのために取得できる特別休暇

男性職員の育児のための休暇

男性職員が配偶者の産前・産後休暇中に、出産に係る子ども又は上の子どもの養育などを行うために取得できる特別休暇

育児時間休暇

1歳6ヵ月に達しない子どもを保育するための特別休暇

子の看護休暇

病気やけがをした子どもの看護をするための特別休暇

U・Iターン

盛岡東署 交番 巡査

大学卒業後、埼玉から岩手に移住し夢を叶える

盛岡東署 交番 巡査
埼玉県出身。2022年春に大学を卒業し、岩手県警にて警察官を拝命。警察学校での6か月の初任教養期間を経て、同年10月より盛岡東署に配属となる。交番にて日夜勤務に励む。

警察官を目指すきっかけ

高校生のころに地域の交通安全運動で訪れた女性警察官。きりりと敬礼する姿に憧れ警察官になろうと思いました。進路を迷っていた大学も、法学が学べる大学に進むことを決めました。

岩手を選んだ理由

岩手は母の地元であり、祖母が住んでいることから夏休みによく遊びに来ていました。警察官の採用試験を受けるにあたって、東京にも岩手県警の試験会場があったのが決め手でした。

知らない土地に移り住むこと

当初は不安もありましたが警察学校で同期や教官と絆を深めていく中で払拭されました。知らない土地でも頼れる人がいれば不安はなくなるんだと思いました。特に警察は組織でカバーしてくれる部分が大きいので安心です。

岩手のひとびと

人と人との距離が近いと思いました。警察官同士はもちろんそうだし巡回連絡やパトロールで出会う住民の方々もそう。すぐに名前を覚えてもらえる。頼りにしてくださっているんだと思うと責任感も増します。

警察官として思い描くこと

高齢者や女性の助けになるなど、女性警察官だからできる役割を果たしていきたいです。人に寄り添うことができる警察官になりたいと思っています。

このページに関するお問い合わせ

岩手県警察本部
警務部 警務課 採用担当
〒020-8540 岩手県盛岡市内丸8-10
電話番号:0120-204034