岩手県産スギ横架材のスパン表について 1 スパン表作成の目的
スパン表とは、住宅建築において、梁や桁などの横架材の断面寸法がどの程度あれば、安全に柱と柱の間(柱間の距離がスパンとなります)にかけることができるのか、あるいは、ある断面寸法の梁がどの程度のスパンまでは安全に使うことができるのかを表にしたものです。 
今回作成した「岩手県産スギ横架材のスパン表」は岩手県産スギ材を、在来木造軸組工法による住宅に梁・桁などの構造用の横架材として利用する場合、住宅性能表示制度における「構造の安定に関すること」のチェック項目の1つである「横架材のチェック」を簡易に行う上で参考となることを目的としています。
横架材の材料基準強度は、これまでに岩手県林業技術センタ−で実施してきた岩手県産スギ平角材161本の曲げ強度試験結果のデ−タを使用して求めています。
スギの乾燥の状態別、強度等級区分した場合別、さらに参考までにベイマツを利用する場合との比較も出来るようにしています。また、スパン表では、スパンをメ−トルモジュ−ルと三尺モジュ−ルの2タイプ別に示しております。 2 スパン表の目次 解説編 (6ページ、ファイルサイズ 23KB) | (1) スパン表作成の目的 (2) スパン表の適用範囲 (3) スパン表の計算条件 (4) 設計用許容応力度等の誘導について (5) 本スパン使用上の留意点
|
林業技術情報No.9「解説編・本編」は、PDFファイルをダウンロードしてご覧頂けます。PDFファイルをご覧頂くには、Acrobat Reader(無料)が必要になります。左のバナーをクリックしていただくとダウンロード・サイトが開きます。(すでにパソコンにインストールされている方は不要です。)
(担当 林産利用部長 東野 正) |