ヤマボウシ [みずき科]
山地にはえる落葉高木で高さ3〜8メートル。葉は向かい合ってつき、卵状のだ円形で縁は滑らかだが、多少波打つ。白色の4枚の苞が花のようにみえる。花は苞の中央に球状に集まって咲く。果実は赤く熟し食べられる。
花を見る
・分布:本州、四国、九州、琉球。朝鮮半島、中国
・花期:6月〜7月
[更新日 2005年9月26日]
エゴノキ (ロクロギ、チシャノキ)[えごのき科 ]
山地や野原に多くはえ、7〜8mに達する落葉樹。葉は互い違いにつき、卵形で先はとがる。花は枝の先端に1〜6個の白い花をぶら下げて開く。果皮は有毒なサポニンを含む。材はろくろ細工の材料に用いられる。
・
分布 : 北海道、本州、四国、九州、琉球、朝鮮半島、中国
・ 花期 : 5月〜6月
[更新日 2005年6月14日]
アオハダ [もちのき科
]
山地にはえる落葉高木。高さ10mくらいになり、樹皮は薄く灰白色を帯びる。若枝は無毛、短枝となる。葉は互い違いにつくが、枝先の葉は束になってつく。花は緑白色で球状に集まる。果実は小さな球形で赤く熟す。 果実(未熟)を見る
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分布 : 北海道(西南部、十勝)、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国
・ 花期 : 6月
[更新日 2005年6月13日]
サンショウバラ [ばら科 ]
山地にはえる落葉高木で高さ1〜6mくらいになる。葉はだ円形で縁には鋭いギザギザがある。花は小枝上につき淡紅色。花柄にはとげがある。がく片は卵形で内面に毛を密生する。偽果があり、大きくとげが多い。
・
分布 : 本州(箱根を中心に神奈川・山梨・静岡の3県)
・ 花期 : 6月
[更新日 2005年6月13日]
ハマナス [ばら科]
海浜の砂地にはえる落葉低木で、公園にも植えられる。葉は互い違いにつき、縁にはギザギザがある。花は紅色まれに白色で、枝の先に1〜3個咲かせる。雄しべは黄色。果実は食べられる。 果実を見る
・分布:北海道、本州(島根県・茨城県以北)、アジア東部の温帯〜亜寒帯
・花期:6月〜7月
[更新日 2005年6月10日]
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コデマリ(スズカケ) [ばら科
]
古くから日本に入り、庭園などに植えられている落葉低木で高さ1〜2m。葉は互い違いにつき、先のとがった細だ円形か卵形で縁には二重のギザギザがある。新葉と同じ頃、白色の花をほぼまり状に集めた花序を枝に連続してつける。
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分布 : 中国原産。日本では植栽
・ 花期 : 4月〜5月
[更新日 2005年6月10日]
タニウツギ [すいかずら科 ]
山地、谷間に多くはえる落葉低木で高さ2〜3m。葉は向かい合ってつき、卵形か長だ円形で縁には浅いギザギザがある。小枝の先、または葉のわきに紅色の花を咲かせる。花が美しいので、古くから観賞用として庭園などに植えられる。
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分布 : 北海道、本州(日本海側に多い)
・ 花期 : 5月〜7月
[更新日 2005年5月30日]
ナナカマド [ばら科
]
山地に自生する落葉高木で高さは10m以上。樹皮の表面はざらざらしており、臭気を放つ。葉は互い違いにつき、縁にはギザギザをもつ。花は小形で白色、花びらは5枚で内面に毛をもつ。果実は球形で、赤く熟す。 実を見る
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分布 : 北海道、本州、四国、九州。朝鮮半島、サハリン、南千島
・ 花期 : 5月〜7月
[更新日 2005年5月25日]
モクレン (シモクレン) [もくれん科
]
庭園に植えられる落葉小高木で高さは3〜4m前後になる。葉は互い違いにつき、広くて大きい倒卵形である。枝先には大形で暗紫色の花をつけ、日が当たると開く。多少香りがある。花びらは6個、内面は淡い紫色である。果実は褐色に熟す。 葉、実(未熟)を見る
・
分布 : 中国原産。日本では植栽
・ 花期 : 4月
[更新日 2005年5月23日]
ヤマツツジ [つつじ科 ]
山地の疎林、林縁、原野などにはえる半落葉の低木。葉はだ円形か広卵形。花は朱色または紅紫色で花冠筒部内面に毛がある。花は食べられる。葉、花冠は小さく、紫色のものをムラサキヤマツツジと呼ぶ。その他にも多数の変種が知られる。
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分布 : 北海道南部、本州、四国、九州
・ 花期 : 4月〜6月
[更新日 2005年5月18日]
アオダモ(コバノトネリコ) [もくせい科
]
山地に生える落葉樹で高さ10〜12mになる。樹皮は帯青灰色〜帯褐灰色で平滑である。葉は向かい合ってつき、小葉は長楕円形で縁は鋸歯状である。花は雌雄別々の木に咲く。葉とほぼ同時に出る花序は円錐状で腺毛がある。バット材に利用されている。
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分布 : 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、南千島
・ 花期 : 5月〜6月
[更新日 2005年5月18日]
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ハナズオウ [まめ科
]
よく庭木として栽培される落葉低木。葉は互い違いにつき、円形。葉質はやや厚く、なめらかで光沢がある。花は紅紫色で小さく、蝶形である。5枚の花びらはそれぞれ形が違っている。10本の雄しべは離れてつく。果実は扁平で、両端はとがる。
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分布 : 中国原産。日本では植栽
・ 花期 : 4月
[更新日 2005年5月18日]
ボケ [ばら科 ]
日本には古くから渡来して現在では庭園などに植栽される落葉低木。高さ2mくらいでとげ状の小枝をもつ。葉はだ円形で縁にはギザギザがある。花は紅色や白色など多様。果実は半年ほどかかって黄色く熟し、果実酒にしたりする。
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分布 : 中国原産。日本では植栽
・ 花期 : 2月〜4月
[更新日 2005年5月18日]
ヤマナシ [ばら科 ]
落葉高木。葉は互い違いについて倒卵形。縁にはギザギザがある。花は白色。子房は5室。果実は球形で両端共少し凹み、径2〜3cm。日本で改良されたものに「20世紀」、「長十郎」など多くの品種がある。
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分布 : 本州(中部以南)、四国、九州、朝鮮南部、中国(中部以南)
・ 花期 : 4月
[更新日 2005年5月18日]
ヤマブキ [ばら科 ]
山間の谷川沿いの湿った場所に多い落葉低木で高さ2mくらいになる。葉は互い違いにつき、卵形で縁には切り込み状のギザギザがある。新しい枝の先に黄色の花を咲かせる。果実は緑色だが、乾くと暗色になる。観賞用に植えられる。
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分布 : 北海道、本州、四国、九州。中国
・ 花期 : 3月〜5月
[更新日 2005年5月6日]
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ユキヤナギ [ばら科
]
川沿いの岩上などにはえ、庭園でも栽培されている落葉低木で高さ1〜2mくらい。葉は互い違いにつき、縁には細かいギザギザがある。白色の小花を傘状につけ、花序は枝に連続して並ぶ。果実は革質である。
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分布 : 本州(宮城県以南)、四国、九州。北海道では植栽
・ 花期 : 3月〜4月
[更新日 2005年5月6日]
ハウチワカエデ [かえで科 ]
山地にはえる落葉高木で、小枝の皮は粘り気がある。葉は向かい合ってつき、深いギザギザをもつ。生長すると、表面の毛はしだいになくなり、やがて葉脈のわきにのみ残る。新枝の先に、美しい暗紅色の花を咲かせる。名前は大型の葉から葉団扇(はうちわ)とつけられた。 紅葉を見る
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分布 : 北海道、本州
・ 花期 : 5月
[更新日 2005年5月6日]
チョウセンレンギョウ [もくせい科
]
朝鮮原産の落葉樹で高さ2〜3mくらいになる。髄は薄板が階段状につく。レンギョウより花の量が多い。葉は卵状披針形で長さ4〜10cm、通常下部でもっとも幅が広い。雌雄異株。花は濃黄色で径2.5cm。
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分布 : 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島
・ 花期 : 4〜5月
[更新日 2005年5月6日]
ミツバツツジ [つつじ科 ]
丘陵地や山地の岩場などにはえている落葉低木で高さ約2m。葉は広めの卵形で先端は短くとがる。質はかたく毛がない。葉の出る前に紫色の花を枝の先に横向きに咲かせる。果実は卵状のだ円形で秋に裂開する。
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分布 : 本州(関東、中部地方中南部、近畿東部)
・ 花期 : 4〜5月
[更新日 2005年5月6日]
エゾムラサキツツジ [つつじ科 ]
岩壁などにはえる半常緑低木で高さ1mくらいになる。若枝には赤褐色の毛が密生する。葉は互い違いにつき、だ円形の革質。枝の先に紅色の花を咲かせる。花びらは5枚。果実は長だ円形で、毛が密にはえている。
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分布 : 北海道、朝鮮半島北部、ウスリー、東シベリア
・ 花期 : 5月
[更新日 2005年4月28日]
コブシ [もくれん科
]
山地にはえる落葉高木で、高さは8m前後である。葉は倒卵形で互い違いにつく。花は白色で大きく、枝先に1個つく。花びらは6枚でへら状。雄しべ、雌しべともに多数ありよい香りを放つ。果実はだ円形である。葉は噛むと辛い。
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分布 : 北海道、本州、四国、九州。朝鮮半島
・ 花期 : 4月
[更新日 2005年4月25日]
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ウメ [ばら科
]
落葉高木。葉は互い違いについて卵形、先は急に細くなり、縁に細かいギザギザがある。花はふつう白色だが、紅色、淡紅色または一重咲き、八重咲きのものもある。果実は球形で細毛があり、梅雨の頃、黄色に熟す。梅酒、梅干に用いる。
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分布 : 中国原産。日本では植栽
・ 花期 : 2月〜3月
[更新日 2005年4月25日]
サンシュユ (ハルコガネバナ、アキサンゴ) [みずき科]
江戸時代に渡来し、現在では一般に庭などに植えられる落葉高木で、高さ4m以上になる。葉は向かい合ってつき、だ円形で縁はなめらかである。葉に先立って小枝の先に黄色の花を開く。果実は漢方に用いられたり、果実酒にしたりする。 果実を見る
・分布:中国原産。日本では植栽。朝鮮半島
・花期:3月〜4月
[更新日 2005年4月12日]
ハンノキ [かばのき科]
林野の湿地によくはえている。落葉高木で、大きいものは高さ17mに達する。葉は互い違いにつき、だ円形で鋭くとがる。雌雄同株で、雄花序は尾状に垂れ下がり、雌花序は雄花序の下部につき、紅紫色をしている。果実はだ円形で、樹皮とともに染料に使われる。
・分布:日本全土
・花期:2月〜4月
[更新日 2005年4月12日]
マンサク [まんさく科]
山地に多い落葉小高木。葉は互い違いにつき、ややゆがんだ菱形状の楕円形か倒卵形で、上部の縁には波状のギザギザがあり、下部はなめらか。花は黄色で葉のわきに1個またはかたまってつく。果実は卵状球形で黒色の種子をはじく。
・分布:本州、四国、九州
・花期:3月〜4月