岩手県林業技術センター樹木園は、センター管理棟の正面に整備(4ha)されており、散策や樹木観察に利用されています。
このコーナーでは、園内や周辺で見ることができる季節の花や樹木やいきものの写真を紹介しています。
掲載中の動植物(ブナ、アオゲラ、ヒマラヤスギ、ミソサザイ、ウソ、キリ、ノスリ、ドイツトウヒ、モミ、ヤマガラ、カケス、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ツチグリ、クルマバッタモドキ、モズ、アマガエル、メスグロヒョウモン、テングタケの仲間、ニホンリス、オオスズメバチ、シマヘビ、ホシミスジ、イソヒヨドリ、オオアカゲラ、ニホンミツバチ、カブトムシ、ウスバシロチョウ、コゲラ、ニイニイゼミ、ホオジロ、アナグマ、ヤマブドウ、ハナズオウ、ヤマツツジ、ミズキ、ボケ、ヤマブキ、フキノトウ、アセビ、サンシュユ、マンサク、ひまわり、ヤマボウシ、ヤマブキ、ユキヤナギ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、ヤマエンゴサク、ヒカゲスミレ、桐の花、サクラ、タチツボスミレ、トサミズキ、ミツバツツジ、レンギョウ、カタクリ、キクザキイチゲ)
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ブナ(Fagus crenata Blume)(冬芽)(平成27年2月26日更新)
樹木園の中には、若いブナの木があります。ブナといえば豊かな森林を代表する主要な広葉樹です。大きな木では、梢に手が届きませんが、このブナは、まだ大きくなく、梢の冬芽を観察するにはちょうどいい大きさです。
ブナの冬芽は褐色で、細長い楕円(2cm位)の形で、先端は尖って固く、鱗片の包まれており、若葉を寒さや乾燥から守っています。
ノウサギ等の動物が食べるこの冬芽をかじって味見しました。なるほど、若草の香りがし、ほのかに甘くウサギの食べる気持ちがわかりました。春は着実に近づいていると感じました。
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ブナの若木(写真-1)
平成27年2月撮影 (撮影者:AKZ) |
冬芽の状況(写真-2)
平成27年2月撮影 (撮影者:AKZ) |
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冬芽(拡大)(写真-3)
平成27年2月撮影 (撮影者:AKZ) |
ブナの落葉(写真-4)
平成27年2月撮影 (撮影者:AKZ) |
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アオゲラ(平成27年2月19日更新)
アオゲラは、周辺の里山に暮らすキツツキの仲間であり、日本にしかいないキツツキの仲間です。特にもその大きな鳴き声、緑色の羽と赤色の「ほっぺ」、赤い「帽子」が印象的な鳥です。
なぜ緑色をしているのに「アオゲラ」というのでしょうか。それは、古来、日本では緑色は青、青色は瑠璃と言っていたからで、その呼び方でアオゲラとなったようです。オスメスの区別は、頭頂部の赤い冠の大きさが大きいのがオス、小さいのがメスです。
今回、出会ったのはメスで、「キョッ、キョッ、キョッ」と大きな声で鳴きながら突然頭上に現れ、ツル類の実を一生懸命食べていました。薄緑の羽毛、頭と顔に赤い班3つを備え、しかも腹部にある黒い羽根の模様は「X」の字になっており、何かご利益がありそうでハッピーにしてくれそうな「アオゲラ」でした。
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アオゲラ♀(写真-1)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
アオゲラ♀(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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アオゲラ♀(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
アオゲラ♀(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ヒマラヤスギ(球果の別称:シーダーローズ) (平成27年2月12日更新)
樹木園には「ヒマラヤスギ」(学名:Cedrus deodara)という樹形が美しい針葉樹の高木が生育しております。「スギ」という名前が付いていますがヒマラヤ山脈西部原産のマツ科の高木の樹木です。
樹形の美しさから、公園や街路樹等としてもよく植栽される樹木です。この木には、10センチを超える立派な球果(マツボックリ)が上向きにつきます。
アカマツやクロマツは、種子を放った後、球果ごと落下しますが、ヒマラヤスギは、球果の鱗片が一枚づつ剥がれ落ち、その際に、鱗片の間にある翼がついた種子もハラハラと落下させ、風に乗って遠くに飛ばし、子孫を反映させる仕組みを持っています。冬、鱗片が剥がれて落下し、三角形の鱗片が雪上を飾っていました。
その根元には「シーダーローズ」と呼ばれる球果の上の部分が落ちており、乾燥すると美しいバラの花のようになりました。なるほど、いい名前です
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ヒマラヤスギの樹形(写真-1)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
球果(マツボックリ)(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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雪上に落下した鱗片(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
鱗片落下直後の球果(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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球果の上の部分(シーダーローズ)(写真-5)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ)
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ミソサザイ(平成27年2月5日更新)
日本の野鳥の中では最も小さい鳥としては、「キクイタダキ」か「ミソサザイ」といわれています。この鳥は春から秋には深山の渓谷周辺で生活しており、全長10センチほどのこげ茶色の小さな体で、とても大きな綺麗な鳴き声でさえずり、その声に魅了されている方々も多いと思います。
冬になると、里山に降りてきて越冬します。先日、樹木園の近くの路上で発見されました。何かの幼鳥に見えましたが、よくよく観察すると体の色合いや大きさ等から「ミソサザイ」であることが分かりました。一説によると、小さい体で巨大な猪に勇敢に立向かい、急所に一撃をくわえ撃退したことから「鳥の王様」になったという昔話もあるようです。鳥も見かけに寄らないものですね。
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ミソサザイ(写真-1)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
ミソサザイ(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ドイツトウヒの球果(平成27年1月29日更新)
樹木園の西側のドイツトウヒの樹冠部には、たくさんの球果(マツボックリ)を付けています。先日、この道を歩いていると、「エビフライ」と見間違うようなそっくりな物が雪の上に落ちていました。
あまりにも「エビフライ」に似ていることから持ち帰り調べてみると、この正体は、ニホンリスがドイツトウヒの球果の鱗片をはぎ取りながら、数ミリの小さい種子を食べた後のマツボックリの芯でした。
この場所は、夏にニホンリスと出会った同じ所でしたが、そこで「エビフライ」をいくつも見つけることができました。厳しいこの季節、一生懸命、種子等を食べながら冬を乗り越えようとしているニホンリスの姿が目に浮かびました。
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ドイツトウヒの球果(写真-1)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
半分食べかけの球果(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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全て食べた球果(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
エビフライ盛り付け(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ウソ(平成27年1月22日更新)
ウソという名前は、その名前の由来は、「口笛」を意味する古語「うそ」から来ており、「フィーフィー」と口笛のような鳴き声であることからこの名前が付けられたようです。(ウソのようなホントの話です)
ソメイヨシノの花芽をよく食べることから、害鳥として扱われていますが、花芽だけではなく雪上に落下したマツ等の種子も一生懸命に食べていました。
ウソといえば首元の柔らかな朱色を思い浮かびますが、実はこれはオスの特徴で、メスは頭部が黒色、体色はグレー主体でふっくらとした落ち着いた色合いで、二羽、寄り添っていました。
さて、ウソが身近に観察できるということはうれしいことではありますが、果たして今年の桜はどうなるか心配でもあります。
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ウソ♂(写真-1)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
ウソ♂(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ウソ♀(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
ウソ(カップル)(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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キリ(平成27年1月15日更新)
岩手県の花にも選ばれているキリの木ですが、かつては「南部桐」のブランドで箪笥の材料などで全国にその名を馳せましたが、現在ではキリ材のほとんどが中国から輸入されています。
樹木園近隣にもキリの木があります。春には、高貴な紫色の花を枝先にたわわにつけ、人々を魅了しますが、厳冬期の現在はベージュのたくさんの実をつけています。
持ち帰り、少し割れたその実を割って中を観察すると中は2室に分かれ、翼(よく)のついた3mm位のたくさん種子が詰まっています。キリは翼の付いた種子を風で遠くまで飛ばし、子孫を増やしてます。
日本の樹木で一番軽い木材で大きな葉を有しているキリですがその種子は、ほんとに小さいものです。
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キリ(写真-1)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
キリ(写真-2)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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キリ(写真-3)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
キリ(写真-4)
平成27年1月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ノスリ(平成27年1月8日更新)
一富士二鷹三茄、初夢では縁起良い「鷹」の話です。当センターで観察できる猛禽類(タカの仲間)の一つとして「ノスリ」が挙げられます。
羽を広げると120センチ程度の中型の猛禽類です。飛んでいる姿はトビに似ていますが下から見ると、翼の下面が白っぽく、黒い模様があるのでわかります。
小動物を捕食する豊かな里山に暮らす猛禽類です。春には樹木園の上空を風に乗りながら飛ぶ姿を朝から観察できます。春は繁殖期になっており、「ピーヨエピーヨエ」と鳴きながらペアでの飛行も観察できます。
また、この時期、牧草地や畑の周辺の電柱等にじっと止まって小動物を狙っている姿も観察できます。
先日、センターの近くでノスリのものと思える風切羽を1枚見つけました。長さが30センチ位で主翼の一枚と思われ、量ってみるとなんと880ミリグラムの軽さでした。1円玉よりも軽くて、丈夫そうな優れた構造に感心しました。
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ノスリ(写真-1)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
ノスリ(写真-2)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ノスリ(写真-3)
平成26年5月撮影 (撮影者:AKZ) |
ノスリ(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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クリスマスツリー(平成26年12月25日更新)
樹木園は12月に入り雪が何度か降り、当たり一面雪景色です。その中、黒々と樹形も立派な多くの針葉樹が、雪の中に凛として立ちつくしております。
この時期、クリスマスツリーが街中で飾られますが、クリスマスツリーといえば日本では固有種の「モミ」(学名Abies firma)の木をいっていますが、西欧では「ドイツトウヒ」(学名Picea abies)が使われているようです。どちらもマツ科であり、学名にAbiesがついていることから、日本では「モミ」が使われるようになったようです。
樹形は両者とも似ていますが、違いとしては、「モミ」は球果(マツボックリ)が上向きに付き、葉の先端が2つに割れていますが、「ドイツトウヒ」は下向きに球果が付き、葉は針状で枝に螺旋に付き、明治以降防風林として全国各地に植栽されています。
どちらにしても樹木全体にきれいに装飾されてしまえばわからなくなりますね。
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ドイツトウヒ(学名Picea abies)(写真-1)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
ドイツトウヒ(学名Picea abies)(写真-2)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
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モミ(学名Abies firma)(写真-3)
平成26年12月撮影 (撮影者:AKZ) |
モミ(学名Abies firma)(写真-4)
平成26年12月撮影
(撮影者:AKZ) |
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ヤマガラ(平成26年12月18日更新)
しぶいオレンジ色と白と黒そして背中のロマンスグレーがとてもあざやかで印象的な小鳥です。ヤマガラはシジュウカラの仲間で今の時期は群を作り、低い声でチーチーチーと鳴きながら行動しています。
樹木園の枯れ枝の中にいる昆虫の幼虫を見つけ出し食べているところを観察できました。この鳥も、小鳥特有の機敏な動きで、なかなか一所には落ち着いていなく飛び回っています。
小さい鳥は、タカ等の天敵も多く狙われることから、動きが遅いことが命取りになるからなのでしょうね。
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ヤマガラ(写真-1)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
ヤマガラ(写真-2)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ヤマガラ(写真-3)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
ヤマガラ(写真-4)
撮影場所・滝沢村(現在の滝沢市)
(撮影者:AKZ) |
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モグラ塚(平成26年12月11日更新)
秋も深まり、地面も落葉に覆われている園内のところどころに、盛り上がった土の小山を見つけました。
これは「モグラ塚」といってモグラが地中を掘りながらエサを探しているときに発生する土を地表に押し上げたもののようです。
モグラは畑の作物を荒らす害獣のイメージがありますが、ミミズや植物の害虫コガネムシの幼虫などを主に食べており、そういう意味では樹木園を守ってくれている生き物の一つと言えます。
また、モグラの巣は木の根元の地中2メートル位の深さに作るようでめったに見つからないようです。
哺乳類の中では地中を本拠地にしており、今年はその生体は確認できませんでしたが、来年はじっくりと時間をかけて出会いたいと考えています。
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モグラ塚(写真-1)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
モグラ塚(写真-2)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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モグラ塚(写真-3)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
モグラ塚(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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カケス(平成26年12月4日更新)
樹木園では、広葉樹の葉はすべて落葉し、木々は冬支度が完了しております。その中「ジェージェー」と、大きく、にぎやかな鳴き声のカケスの声が聞こえてきます。
英語名でもその鳴き声通り「Jay」と言うようです。体の大きさがカラス位で、オレンジ、青、黒等の派手なコントラストの装いです。ふわっと樹木から地面に飛び降りると盛んに落葉の間に嘴をいれたり出したりしています。
近くにいってみるとドングリがたくさん地面に落ちており、これを冬支度のために地面の中に貯蔵していたようですが、食べ忘れたドングリは、春には発芽し、森林づくりにも貢献してくれているそうです。
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カケス(写真-1)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
カケス(写真-2)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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カケス(写真-3)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
カケス(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ゴジュウカラ(平成26年11月28日更新)
園内の南側にある老木の枯れ枝に、逆さまになって動き廻っている小さな鳥を発見しました。
はじめ小さなキツツキの仲間かと思いましたが枯れ枝を上にいったり下にいったり逆さまのまま俊敏に移動し、綺麗なロマンスグレーの背中の羽毛が観察でき、この鳥は「ゴジュウカラ」とわかりました。
この木はこの鳥の食料保存庫になっているのか枯れ木の樹皮の下から何かの植物の種子を何回か取り出したあと、飛んでいきました。
ちなみにこの鳥は、その動きから、「木廻り」「木巡り」「木ネズミ」などの別名も古くからついているようです。
名前の由来は,シジュウカラと同様の「スズメ50羽の価値」など諸説ありますが、個人的には「ロマンスグレーは五十から」の説がしっくりきています。
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ゴジュウカラ(写真-1)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
ゴジュウカラ(写真-2)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ゴジュウカラ(写真-3)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
ゴジュウカラ(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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シジュウカラ(平成26年11月20日更新)
樹木園では、紅葉シーズンも終り、落葉が園内を赤、黄色や茶色等で染め上げています。この中を、冬支度が完了した木々の梢では、ヤマガラやシジュウカラ等の小鳥たちが飛び回っています。
この仲間は、からだがスズメより小さく素早く飛び回ることから、なかなかカメラには収まってくれません。
じっと木陰で待っていると、「ツツピー・ツツピー」と鳴く、首から胸にかけての黒ネクタイ模様が特徴の「シジュウカラ」を小枝で撮影できました。
昆虫、種子や果実を食べる雑食性ですが、この時は種子を一生懸命ついばんでいました。
名前の由来は、一説にはスズメ40羽と引き換える位の価値があった鳥ともいわれており、漢字で「四十雀」と書くようです。確かにスズメに比べ色合い豊かな小鳥です。
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シジュウカラ♂(写真-1)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
シジュウカラ♂(写真-2)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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シジュウカラ♀(写真-3)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
シジュウカラ(写真-4)
平成26年11月撮影 (撮影者:AKZ) |
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ツチグリ(平成26年11月13日更新)
ツチグリはホコリタケ等のキノコの仲間ですが、この星の形を園内の木の根元で見かけた時には、とてもキノコの仲間とは信じられず、
勲章か保安官のバッチとかつくりものが落ちているのかと思わず近寄りました。
外側の星形は素敵な網目模様が美しく、触ってみるとてけっこう固く、中心部のまんまるな子実体を守っていることが分かりました。
湿度によってこの外皮を開け閉めするそうですが、子孫繁栄のための胞子を放出する仕組みが備わっているようです。
成熟した外皮が裂けて反り返る様子がクリのイガから出てきたクリの実に似ていることからこの名前が付いたようです。
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ツチグリ(写真-1)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
ツチグリ(写真-2)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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ツチグリ(写真-3)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
ツチグリ(写真-4)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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クルマバッタモドキ(平成26年11月6日更新)
冬の足跡がひたひたと近づいてきている中、樹木園に通じる陽だまりの道路の上でバッタを見つけました。
トノサマバッタと思いこみながら、近くまで寄ってアップの写真を撮りました。緑色が印象深く、寒さのせいか逃げようとしませんでした。
トノサマバッタに似ているバッタは3種類生息しており、前種の他、「クルマバッタ」及び「クルマバッタモドキ」が生息しているようです。
今回のこのバッタを調べてみると胸背部の特徴から、「クルマバッタモドキ」であることがわかりました。
このバッタは独立した種であるものの「殿様」に比べ、何々に似ているという意味の「モドキ」の名前が付けられ、気の毒な感じがします。
名前を変えることができるのならば「姫さまバッタ」とでもつけてあげたいような愛嬌のある綺麗なバッタでした。
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クルマバッタモドキ(写真-1)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
クルマバッタモドキ(写真-2)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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クルマバッタモドキ(写真-3)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
クルマバッタモドキ(写真-4)
平成26年10月下旬撮影 (撮影者:AKZ) |
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モズ(平成26年10月30日更新)
定形外郵便で良く使用する120円切手でお馴染みの鳥です。この鳥の高鳴きは、本格的な秋の訪れを感じさせられ、各地で観測しているようです。
また、俳句でも秋の季語となっています。ドラマでは、秋の夕暮の場面の効果音としてもこの声が使われています。
樹木園周辺では春先から縄張りを宣言しながら体に似合わない大きな声で鳴いているので見つけることができます。
この鳥は肉食で、カエルやバッタ等の小動物を鋭い嘴でつかまえ、小枝等に獲物を串刺しした形で食料を確保することがあり、これをモズの「ハヤニエ」と言います。
私たちから見れば少し残酷ですが、モズにとっては生きるために備わっている習性なんですね。
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モズ(写真-1)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
モズ(写真-2)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
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モズ(写真-3)
平成26年7月2日撮影 (撮影者:AKZ) |
120円切手(写真-4)
平成26年10月16日撮影 (撮影者:AKZ) |
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アマガエル(平成26年10月23日更新)
樹木園では、これまで哺乳類、鳥類、爬虫類のセキツイ動物を紹介しましたが、水辺が必要な両性類はここには生息していないものと思っていましたが、草むらの中にアマガエルを発見しました。
アマガエルの生態を調べてみると、一般的にカエルは水辺に住むものと思われがちですが、このカエルは指の吸盤を活かしながら樹上生活に適応していて、水辺ではない森林の中にも生息しているようです。
生きた小さな昆虫類やクモ類を捕食しているので、えさとなる昆虫がたくさんおり、木がたくさんある樹木園は、アマガエルにとっては暮らしやすい環境なのかもしれません。
雨が降り始めると「クワッ クワッ」と鳴き出すことからこの名前がついたそうです。
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アマガエル(写真-1)
平成26年9月10日撮影 (撮影者:AKZ) |
アマガエル(写真-2)
平成26年9月10日撮影 (撮影者:AKZ) |
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アマガエル(写真-3)
平成26年9月10日撮影 (撮影者:AKZ) |
アマガエル(写真-4)
平成26年9月10日撮影 (撮影者:AKZ) |
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メスグロヒョウモン(平成26年10月16日更新)
チョウの世界では、オスの姿とメスの姿が大きく違う種類の代表格の種です。
メスが黒いヒョウモンチョウの仲間であることから、メスグロヒョウモンといい、その特徴が名前になりました。
メスはイチモンジチョウの仲間と思い撮影していましたが、専門家からヒョウモンチョウの仲間と教えてもらいびっくりでした。
このチョウは樹木園のヤブガラシの花の蜜を求めて集まって来ていました。
オスはヒョウモン柄で良く見かけますが、メスは、黒紺のビロードをまとい光の当たり具合では輝く紺青色の宝石にも見え、とても優雅なチョウでした。
なるほどこのチョウの名前をつけた人の気持ちがわかるような気がします。
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メスグロヒョウモン♂(写真-1)
平成26年8月28日撮影 (撮影者:AKZ) |
メスグロヒョウモン♂(写真-2)
平成26年9月5日撮影 (撮影者:AKZ) |
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メスグロヒョウモン♀(写真-3)
平成26年9月5日撮影 (撮影者:AKZ) |
メスグロヒョウモン♀(写真-4)
平成26年9月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
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テングダケの仲間(平成26年10月9日更新)
樹木園も秋本番を迎え、園内ではいろいろな「きのこ」が発生しています。一際目立つ「テングダケ」の仲間がトウヒの木の周りに発生していました。
このキノコは小さいときにはこげ茶色のタマゴのようなかわいい形で、白色の「いぼ」を多数散りばめており、絵本童話の中によく登場するキノコのようです。
成長し傘を広げると20センチ位の径になります。
このキノコは毒キノコで、見るからに怪しいので食べる人はいないと思いますが、こんなキノコでも食べる虫がおり、生き物の不思議さを発見しました。
人にとってはいらないものでも、この虫にはちゃんと役に立っているんですね。
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テングダケの仲間(写真-1)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
若いテングダケの仲間(写真-2)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
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きのこを食べる虫(写真-3)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
テングダケの仲間(写真-4)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ニホンリス(平成26年10月2日更新)
樹上中心に暮らすホニュウ類としてはみんなに広く愛されているリスですが、正式には、「ニホンリス」といいます。
この辺りで見られるリスは全てこのリスですが、関東地方等では飼われていたタイワンリスが野生化し、問題となっているようです。
樹木園での目撃情報は、これまでにありましたが、なかなか姿を見せてくれませんでした。
以前目撃したというドイツトウヒの並木を歩いていると足元から木に駆け上げるおなか廻りがオレンジ色のニホンリスと遭遇しました。
小枝にしっかり腰を据えてシッポを小刻みに震えさせながらこちらの様子を伺っていました。
ニホンリスは、ここ樹木園より何倍もの広いなわばりを持って暮らしているそうでめったにお目にかかれませんが、ここで出会えたことは小さな奇跡といったところでしょうか。
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ニホンリス(写真-1)
平成26年9月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
ニホンリス(写真-2)
平成26年9月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ニホンリス(写真-3)
平成26年9月3日撮影 (撮影者:AKZ)
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オオスズメバチ(平成26年9月25日更新)
園内を散歩していると一際大きなハチであるオオスズメバチがときおり飛び交っています。
狩り蜂であり、しばしばミツバチの巣を襲い、巣を全滅させるほどの殺傷能力を備えている日本最大のハチです。養蜂家にとっても、その防除に手を焼いているようです。
先日、以前報告したミツバチの巣を集団で襲い、大きなダメージを与えていました。このハチは、国内の昆虫の中では最強かつ凶暴な昆虫に分類される一つです。
凶暴な性格ですので、見かけたら近づかないで、すぐに離れましょう。決して写真を撮ろうなんてしないで下さい。
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オオスズメバチ(写真-1)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
オオスズメバチ(写真-2)
平成26年9月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
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オオスズメバチ(写真-3)
平成26年9月5日撮影 (撮影者:AKZ) |
オオスズメバチ(写真-4)
平成26年9月10日撮影 (撮影者:AKZ) |
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シマヘビ(平成26年9月18日更新)
樹木園のブナの木の洞に立派なシマヘビを見つけました。体長70センチはある大物でした。
宙に体を浮かせ、枝と見間違うように擬態していました。目の色はこれまで黒色と思っていましたが良く見ると赤色で、その精悍な生き生きとした赤い目の輝きに驚きました。
しばらくすると思ったより素早くスルスルと、地面の穴にもぐっていきました。
樹木園の木々に害を与えるネズミ等の天敵であり、樹木園を守る生き物の一つです。
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シマヘビ(写真-1)
平成26年6月27日撮影 (撮影者:AKZ) |
シマヘビ(写真-2)
平成26年6月27日撮影 (撮影者:AKZ) |
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シマヘビ(写真-3)
平成26年6月27日撮影 (撮影者:AKZ) |
シマヘビ(写真-4)
平成26年6月27日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ホシミスジ(平成26年9月11日更新)
樹木園の林縁を彩るユキヤナギ。5月には、雪のような白い小さな花が溢れんばかりに垂れさがり咲き、見事です。
このユキヤナギの葉を食べてチョウになるのがホシミスジです。
濃い黒茶色の地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウの仲間で、ヒターヒターとゆったりと飛び、時折、羽を広げたままゆっくり動かしながら木の葉で休む愛らしい姿は、
ユキヤナギに育てられたからでしょうか。この辺では秋ごろまで見ることができます。
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ホシミスジ(写真-1)
平成26年6月19日撮影 (撮影者:AKZ) |
ホシミスジ(写真-2)
平成26年6月19日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ホシミスジ(写真-3)
平成26年9月6日撮影 (撮影者:AKZ)
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イソヒヨドリ(平成26年9月4日更新)
樹木園に隣接しているセンター管理棟には大きなガラスの窓があります。この窓にはこれまでに何度か野鳥が衝突、落下した状態で発見されています。
先日、内陸部ではたいへん珍しい鳥であるイソヒヨドリ(メス)が衝突したようで、窓際に横たわっていました。
本来、海岸部に生息する鳥ですが、なぜ海から遠く離れたこの矢巾の地に来ていたかはわかりません。
この鳥のオスは、全体的に青い羽根をまとい、鳴き声も美しい鳥です。そのお蔭で、海岸部ではその姿は見つけやすい鳥ですが、メスは目立たない色であまり見かけることはありません。
今回、手にとって観察することができましたが、体全体に微細な美しい模様が施されており大変きれいな鳥でした。
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イソヒヨドリ(写真-1)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
イソヒヨドリ(写真-2)
平成26年8月26日撮影 (撮影者:AKZ) |
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オオアカゲラ(平成26年8月28日更新)
樹木園の周辺でも松くい虫によるマツ枯れが発生しています。現在、その被害の先端は盛岡市北部となっています。
何十年もかかって育ってきた立派なマツの木もこのマツ材線虫病にかかると一年程度で枯れてしまいます。
ここ周辺の山林には、松くい虫の被害の拡大を防除する日の丸航空防除隊とでも呼びたくなるキツツキの仲間の「オオアカゲラ」が暮らしています。
頭のてっぺんに赤い帽子を被ったような彼らはカミキリムシの天敵の一つで、枯れたマツ等の木の中にいるカミキリ虫の幼虫等を積極的に捕食し、
松枯れの原因の松くい虫を運ぶマツノマダラカミキリの幼虫も好んで採餌します。
私たちもオオアカゲラ共々、松くい虫防除に一層頑張って、郷土を代表する「ナンブアカマツ」を守りましょう。
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オオアカゲラ(写真-1)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
オオアカゲラ(写真-2)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
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オオアカゲラ(写真-3)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
オオアカゲラ(写真-4)
平成26年7月22日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ニホンミツバチ(平成26年8月21日更新)
樹木園の近くのコンクリート製の柱にニホンミツバチが巣を作りました。このミツバチは、古くから日本で暮らすおとなしい性格のミツバチです。
巣の出入口はこの柱の孔。柱の中は空洞になっている模様で、その空間を活用して安心安全に暮らしています。
たくさんの働きバチが蜜集めや花粉集めに忙しそうに飛び交っています。最強の鉄筋コンクリート住宅ですね。
きっと、たくさんの蜜が溜まっていると思います。このお家ではクマさんも手出しができませんね。
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ニホンミツバチ(写真-1)
平成26年7月7日撮影 (撮影者:AKZ) |
ニホンミツバチ(写真-2)
平成26年7月7日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ニホンミツバチ(写真-3)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
ニホンミツバチ(写真-4)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
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カブトムシ(平成26年8月7日更新)
立派なカブトムシのオスです。樹木園には子供も大人も夢中にさせる甲虫類も生息していますが、普段、なかなかその姿を見せてくれません。
子供の頃、カブトムシやクワガタムシを捕まえるために、早朝、昆虫が集まる秘密の街灯の下をチェックし、その後ラジオ体操に行ったものでした。
蒸し暑い園内を散策してるとクヌギの木でみつけました。
久しぶりに掴まえてみると、しっかりと手にしがみつき引きはがすときのバリバリとひっかかれる痛みとカブトのにおいが懐かしかったです。
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カブトムシ(写真-1)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
カブトムシ(写真-2)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
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カブトムシ(写真-3)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
カブトムシ(写真-4)
平成26年7月31日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ウスバシロチョウ(平成26年7月31日更新)
一瞬の出来事でした。花の蜜を吸っていた1頭のウスバシロチョウに、突如、襲いかかるもう1頭のチョウ。ファインダーの中で1頭が2頭になりました。
何が起きたかわかりませんでしたが、すぐに状況が理解できました。世代を繋ぐ営みでした。優雅にテフテフとオスのチョウは飛び去って行きました。
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ウスバシロチョウ(写真-1)
平成26年5月19日撮影 (撮影者:AKZ) |
ウスバシロチョウ(写真-2)
平成26年5月19日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ウスバシロチョウ(写真-3)
平成26年5月19日撮影 (撮影者:AKZ) |
ウスバシロチョウ(写真-4)
平成26年5月23日撮影 (撮影者:AKZ) |
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コゲラ(平成26年7月24日更新)
早春の候、樹木園内を散歩していると、ときおり木を叩く音が聞こえました。
音のするほうへ静かに近づくと、コゲラが一生懸命に立木の枯れ枝に巣作りをしていました。
コゲラは樹木に寄生する昆虫等を食べる日本では最も小さいキツツキの仲間です。樹木園を守っている生き物の一つです。
数日後、その木には立派な丸い穴が完成しておりました。しばらく観察していると中から顔を出し、こちらを警戒しています。
中では抱卵しているのでしょう。驚かせないよう静かにその場を立ち去りました。
樹木の葉が生い茂る頃、その姿はそこにはありませんでした。コゲラの子供たちは無事に巣立ちしたことでしょう。
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コゲラ(写真-1)
平成26年4月14日撮影 (撮影者:AKZ) |
コゲラ(写真-2)
平成26年4月14日撮影 (撮影者:AKZ) |
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コゲラ(写真-3)
平成26年4月14日撮影 (撮影者:AKZ) |
コゲラ(写真-4)
平成26年5月7日撮影 (撮影者:AKZ) |
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コゲラ(写真-5)
平成26年5月7日撮影 (撮影者:AKZ)
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ニイニイゼミ(平成26年7月17日更新)
夏の訪れを感じさせるニイニイゼミは、当センターでは6月25日に初鳴きを確認しました。小さい体に似合わないで大きな声でニ〜ニ〜と鳴き続けます。
羽はゴマダラ模様で、樹皮と一体となり、どこにいるのか見つけることは難しいです。
耳を澄まして、目を凝らして・・・・・・サクラの木でやっと見つけました。
ところで、ノコノコ(セミの幼虫)は、木の低い位置で羽化するらしく、小さく、土まみれとなっていることにも気が付きました。
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ニイニイゼミ(写真-1)
平成26年7月7日撮影 (撮影者:AKZ) |
ニイニイゼミ(写真-2)
平成26年7月7日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ニイニイゼミ(写真-3)
平成26年7月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
ニイニイゼミ(写真-4)
平成26年7月3日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ホオジロ(平成26年7月10日更新)
ホオジロは渡鳥ではなく留鳥で、年中この辺りにいます。ほっぺた(口元)が白くこの名前が付いたそうです。
はじめは離れた木枝にいたオスメス2羽でしたが、チーチー鳴きながら時間と共にじわじわ近づき、カップルが誕生した時を逃さずにシャッターを切りました。
オスメス綺麗なお二人(羽)です。
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ホオジロ(写真-1)
平成26年6月25日撮影 (撮影者:AKZ) |
ホオジロ♂(写真-2)
平成26年6月25日撮影 (撮影者:AKZ) |
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ホオジロ(写真-3)
平成26年6月25日撮影 (撮影者:AKZ) |
ホオジロ♀(写真-4)
平成26年6月25日撮影 (撮影者:AKZ) |
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アナグマ(平成26年7月3日更新)
一見タヌキと見間違えますが、顔が長いのが特徴の一つです。技術センター前の芝生広場に時々現れます。
土の中のミミズや昆虫でも探しているのでしょうか、顔の前に突き出た鼻を「クンカ、クンカ」芝生を掘り返し、悠々と食料を探しています。
センター内では、コンクリート側溝を自分達の通路として活用しながら生活している「アナグマ」です。
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アナグマ(写真-1)
平成26年5月13日撮影 (撮影者:AKZ) |
アナグマ(写真-2)
平成26年5月13日撮影 (撮影者:AKZ) |
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アナグマ(写真-3)
平成26年5月13日撮影 (撮影者:AKZ) |
アナグマ(写真-4)
平成26年5月13日撮影 (撮影者:AKZ) |
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季節の花(平成22年6月10日更新)
ヤマブドウがようやく咲き始めました。昨年に比べておよそ10日遅れです。ご覧のとおりとても地味な花ですが、秋に多くの稔りがあることを期待したいと思います。
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ヤマブドウの雄花
平成22年6月8日撮影 (撮影者:SS) |
ヤマブドウの雌花
平成22年6月8日撮影 (撮影者:SS) |
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季節の花(平成22年5月21日更新)
今日、薄曇だった樹木園でしたが、6時頃から雲が晴れ、絶好の写真撮影日和となりました。
今、樹木園で一番咲き誇っているのが、よく庭木として栽培されるまめ科のハナズオウ(写真-1,2)とつつじ科のヤマツヅジ(写真-3)です。
紫のハナズオウと朱のヤマツツジ、ミズキ(写真-4)などの新緑とのコントラストがとても鮮やかでした。
その他には、ばら科のボケ(写真-5)やヤマブキ(写真-6)なども咲いていました。
(その他の写真)
写真-7(遠方に南昌山を望む)
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ハナズオウ(写真−1)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
ハナズオウ(写真−2)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
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ヤマツツジ(写真−3)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
ミズキ(写真−4)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
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ボケ(写真−5)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
ヤマブキ(写真−6)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
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遠方に望む南昌山(写真−7)
平成22年5月21日撮影 (撮影者:YA) |
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季節の花(平成22年4月13日更新)
今日は、樹木園で春の訪れを3つ見つけました。
一つは、フキノトウです。まだ小ぶりですが小川の辺で顔を出していました(写真−1)。
次は、早春に花を咲かせるつつじ科のアセビです。とても小さく見落としそうになりましたが、多数のつぼ状の花がとても可憐に咲いていました(写真−2)。
最後は、早春の花木、みずき科みずき属のサンシュユです。黄色い花がとても鮮やかでした(写真−3)。
(写真−4)遠方に南昌山がみえる樹木園
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フキノトウ(写真−1)
平成22年4月8日撮影 (撮影者:YA) |
アセビ(写真−2)
平成22年4月8日撮影 (撮影者:YA) |
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サンシュユ(写真−3)
平成22年4月8日撮影 (撮影者:YA) |
南昌山と樹木園(写真−4)
平成22年4月8日撮影 (撮影者:YA) |
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季節の花(平成22年3月29日更新)
春はもうそこまで来ています!
3月17日、樹木園を散策していると、春を予感させるマンサクの花が咲いていました。
次の日(18日)の朝、早速、マンサクの写真を撮ろうとしましたが、あいにく?うっすらと雪が積もっていました。
こんなマンサクも味があっていいものです。
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早朝の樹木園
平成22年3月18日撮影 (撮影者:YA) |
マンサク
平成22年3月18日撮影 (撮影者:YA) |
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季節の花(平成21年8月11日更新)
黄金比というのをご存じでしょうか。 おおよそ1:1.618で、もっとも美しいといわれている比です。ギリシャのパルテノン神殿、ミロのヴィーナス、エジプトのピラミッドなど多くのものにこの黄金比が見られます。 黄金比を使って360度を分割すると、137.5度です。これは黄金角とよばれます。 さて、ここでひまわりです。ひまわりの種(頭花)の並びはらせんを描いています。この種の着き方が正確に黄金角を成しているのだそうです。 ひまわりは黄金の花と言えるかもしれません。 林業技術センターの東隣には、矢巾町が管理する約2ヘクタールのひまわり畑があります。ちょうど見頃を迎えています。黄金の花を見にいらっしゃいませんか。
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ひまわりの花
平成21年8月8日撮影 (撮影者:SS) | ひまわり畑
平成21年8月8日撮影 (撮影者:SS) | |
季節の花(平成21年6月9日更新)
ヤマボウシです。4枚ある白いものは花弁ではなく、総苞とよばれるものです。秋に赤く熟した集合果は、甘く食べられます。 ヤマボウシ(山法師)という名は、中央のつぼみを坊主頭に、総苞を頭巾に見たてたところからきているといわれています。
近縁種のハナミズキはアメリカヤマボウシとも呼ばれ、アメリカ合衆国のノースカロライナ州やバージニア州で州花に指定されています。
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ヤマボウシ(アップ)
平成21年6月2日撮影 (撮影者:SS) | ヤマボウシ
平成21年6月2日撮影 (撮影者:SS) | |
季節の花(平成21年5月21日更新)
木の花が次々に咲きだして、撮影に追われ、更新が遅くなりました。
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ヤマブキ
平成21年5月1日撮影(撮影者:YA) | ユキヤナギ 平成21年5月1日撮影(撮影者:YA) |
樹木園の周りの草花 | | ヒトリシズカ
平成21年5月1日撮影(撮影者:TK) | ニリンソウ
平成21年5月1日撮影(撮影者:TK) | | | ヤマエンゴサク
平成21年5月1日撮影(撮影者:TK) | ヒカゲスミレ
平成21年5月1日撮影(撮影者:TK) | |
季節の花(平成21年5月12日更新)
春を司る神を青皇といい、夏を司る神を赤帝というのだそうです。 春とも夏ともつかないこの時期、青と赤の絵の具を混ぜれば紫だからなのかどうか、
紫色の花々が目を楽しませてくれます。フジ、アヤメ、ライラック等々。 そこで忘れて欲しくないのが岩手の県花である桐の花。 林業技術センターの正門脇で桐の花が咲き始めています。どうぞご覧ください。
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桐の花
平成21年5月12日撮影 (撮影者:SS) | 林業技術センター正門脇の桐
平成21年5月12日撮影 (撮影者:SS) | |
季節の花(平成21年4月30日更新)
樹木園では、「ユキヤナギ」が咲きはじめました。煙山のサクラ並木のピークは少し過ぎましたが、シダレザクラ、ヤエザクラが元気です。
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ユキヤナギ
平成21年4月30日撮影 (撮影者:TK) |
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タチツボスミレ |
トサミズキ |
平成21年4月30日撮影 (撮影者:TK) |
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ミツバツツジ |
ボケ |
レンギョウ |
平成21年4月24日撮影 (撮影者:TK) | 平成21年4月30日撮影
(撮影者:TK) | |
季節の花(平成21年4月22日更新)
今、樹木園の林床では、春植物といわれる 可憐な花々が咲いています。 春植物たちは、初夏までに地上部が枯れて消えていきます。
はかなくも精一杯咲いている花々をご覧ください。 | |
カタクリ
平成21年4月20日撮影 (撮影者:SS) | キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)
平成21年4月20日撮影 (撮影者:SS) | |
岩手県林業技術センター |