子育て中の医師の就業支援について

育児期間中の医師の皆さんが安心して県立病院で勤務を続けられるよう、育児短時間勤務制度や充実した保育支援制度等を設けて仕事と育児の両立を支援しています。
また、出産や育児のために一時的に離職し、今は家庭で子育てに専念している医師の皆さんが県立病院の医師として安心して復職できるよう、必要な技術や知識を学ぶ研修制度も設けています。

1. 育児支援事業

県立病院においては、院内保育所で24時間保育、病後児保育及び学童保育を実施しています。

・院内保育所実施病院

10か所( 中央、中部、胆沢、磐井・南光、大船渡、釡石、宮古、久慈、二戸、江刺)で実施

・学童保育

上記の院内保育事業に加えて、事前申込みを受け必要時に院内保育所、または自宅に保育士を派遣しての学童保育( 小学1年生~6年生)を実施しています。

・病児保育

中央病院の院内保育所では令和2年10月から、中部病院の院内保育園では令和4年1月から病児保育を実施しています。

2. 職場復帰支援事業

育児などのために離職し、その後復帰(再就業)を希望する女性医師で岩手医科大学または県立病院での研修を希望する者に対し、離職時の就業状態及び離職期間に応じた研修を行います。

3. 短時間勤務制度

県立病院においては、育児と仕事の両立が可能となるように育児のための短時間勤務制度を導入しています。
対象は小学校6年生までの子を養育する常勤の正規職員で、勤務形態は下記の4種類から選択することが可能です。

Ⅰ 3時間55分×5日=週19時間35分勤務
Ⅱ 4時間55分×5日=週24時間35分勤務
Ⅲ 7時間45分×3日=週23時間15分勤務
Ⅳ 7時間45分×2日+3時間55分×1日=週19時間25分勤務

Ⅰ~Ⅳのほか、1週間当たり19時間25分から24時間35分の範囲内で設定給料は勤務時間に応じた支給となりますが、共済制度の適用があること、短時間勤務を行った期間も退職手当の支給期間に算入されることなどのメリットがあります。