説明: 岩手県感染症情報センター


感染症発生動向調査情報


 感染症発生動向調査 速報


18週(4月28日〜5月4日)の概要 

1類感染症

 ・患者発生の報告はありませんでした。

 

2類感染症

  ・結核の報告が1例ありました。

 

3類感染症

 患者発生の報告はありませんでした。

 

4類感染症

 ・E型肝炎の報告が1例ありました。

 ・つつが虫病の報告が1例ありました。今年1例目となるつつが虫病の報告が中部地区からありました。本疾

  患はツツガムシ(ダニの一種)の幼虫に刺されて感染します。山や田畑に出掛ける際は、肌の露出を少なくす

  る、ディート含有の虫よけ剤を使う、帰宅後は入浴してダニを洗い流す等の対策が重要です。また、発熱、発

  疹、頭痛等の症状が出た場合は早めに受診をしてください。

 

類感染症(全数把握対象疾患)

  ・百日咳の報告が41例ありました。県内では今年に入り百日咳の報告が増加しており、2018年以降最多と

  なっています。全国でも報告数が増加しており、薬剤耐性菌も確認されています。かぜ様の症状と激しい咳

  が特徴です。1歳未満の場合は重症化や死亡のリスクがあるため、接種対象年齢に達した小児に対してワ

  クチン接種を行うことが望ましいです。

 ・侵襲性肺炎球菌感染症の報告が1例ありました。

 ・梅毒の報告が3例ありました。

 ・国内で麻しんが報告されています。渡航歴のない人も報告されており注意が必要です。麻しんウイルスは

  感染力が非常に強く、空気感染、 飛沫感染、接触感染とあらゆる感染経路で伝播します。予防にはワクチ

  ン接種が有効です。

 

5類感染症(定点把握対象疾患

 ・感染性胃腸炎は減少し、定点当たり患者数は6.14人でした。集団発生事例は2件ありました。体調管理に気

  を付け、調理や食事の前、トイレの後は石けんで手洗いをしましょう。患者の吐物や便を処理する際は、換気

  のうえ塩素系消毒剤を使用してください。 

 

 

 ・岩手県の新型コロナウイルス感染症に関する情報は岩手県ホームページと

  LINE公式アカウント(@iwatevscovid19)で確認ができます。

  

 ・岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報

  https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/covid19/index.html

 

 


感染症週報

第18週(4月28日〜5月4日)<NEW> 第10週(3月3日〜3月9日)
第17週(4月21日〜4月27日) 第9週(2月24日〜3月2日)
第16週(4月14日〜4月20日) 第8週(2月17日〜2月23日)
第15週(4月7日〜4月13日) 第7週(2月10日〜2月16日)
第14週(3月31日〜4月6日) 第6週(2月3日〜2月9日)
第13週(3月24日〜3月30日) 第5週(1月27日〜2月2日)
第12週(3月17日〜3月23日) 第4週(1月20日〜1月26日)
第11週(3月10日〜3月16日) 第3週(1月13日〜1月19日)
第2週(1月6日〜1月12日)
第1週(12月30日〜1月5日)

 

感染症月報PDF版)

令和7年   3月<NEW> 
令和7年   2月
令和7年   1月

週報・月報のバックナンバー

病原体検出情報PDF版)

バックナンバー:令和6年
バックナンバー:令和5年
バックナンバー:令和4年
バックナンバー:令和3年
バックナンバー:令和2年
バックナンバー:平成31年/令和元年
バックナンバー:平成30年
バックナンバー:平成29年
バックナンバー:平成28年

平成12年度

バックナンバー:平成27年

平成11年度

バックナンバー:平成26年

平成10年度

バックナンバー:平成25年

平成 9年度

バックナンバー:平成24年

平成13年42週以降の病原体検出情報は各週報及び月報に掲載しています。

バックナンバー:平成23年

バックナンバー:平成22年

バックナンバー:平成21年

バックナンバー:平成20年

バックナンバー:平成19年

バックナンバー:平成18年

バックナンバー:平成17年

バックナンバー:平成16年

バックナンバー:平成15年

バックナンバー:平成14年

バックナンバー:平成13年

感染症分布図

感染症の地域別発生動向を岩手県地図上で表しています。

疾病別・地区別グラフ

疾病別・地区別グラフ
(過去5年間の推移)

令和6年 過去5年間の地区別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和5年
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

平成17年

平成16年

平成15年

平成14年

平成13年

年齢階級別グラフ

年齢階級別グラフ
(過去5年間の推移)

令和6年 過去5年間の年齢階級別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和5年
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年

平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

感染症情報は速報性を重視しているため、今後の調査などの結果に応じて若干の変更が生じることがありますが、その場合は週報上で訂正させていただきます。

 


 

感染症発生動向調査とは?


 平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が施行され、厚生省からこの法に基づく「感染症発生動向調査事業実施要綱」が通知されました。

 この要綱に基づき、岩手県感染症情報センターでは、県内の医療機関から発信された感染症の患者発生情報を集約し、県民や関係機関に伝えることによって感染症のさらなる発生拡大の防止につとめています。

全数把握対象疾患:

 厚生省令で定める1類〜4類及び5類のうち法で定められた疾患で、医師は該当する患者を診断したときは、最寄りの保健所に届出なければなりません。
 週報では、県内で発生した過去5週の患者数を一覧表にして掲載しています。

定点把握対象疾患:

 5類感染症のうち厚生省令で定めた疾患で、県が指定した定点医療機関が患者の発生状況を毎週(月)保健所に届出ています。
 週報と月報では過去5週(月)の県内と全国の患者発生状況を一覧表で掲載しているほか、今年と前年の患者発生状況をグラフで掲載しています。

 


説明: Home