説明: 岩手県感染症情報センター


感染症発生動向調査情報


 感染症発生動向調査 速報


25週(6月17日〜6月23日)の概要 

1類感染症

 ・患者発生の報告はありませんでした。

 

2類感染症

  ・結核の報告が2例ありました。そのうち1例は潜在性結核感染症でした。

 

3類感染症

 ・腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。

 

4類感染症

 ・患者発生の報告はありませんでした。

 

類感染症(全数把握対象疾患)   

 患者発生の報告はありませんでした。

 

5類感染症(定点把握対象疾患

 咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナ等、夏に流行するウイルス性感染症に注意が必要

  です。現在、咽頭結膜熱が流行しており、定点当たり患者数は2.35人となっています。部、

  奥州及び宮地区で警報値である3人を超えています。主な症状は発熱、咽頭炎、眼症状で、

  プールでの接触により感染が広がることからプール熱とも呼ばれています。予防には患者と

  の密接な接触を避け、タオルは共用せず、流水と石けんによる手洗いを励行することが重要

  です。

 ・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少し、定点当たり患者数は4.00人となりました。発熱や全

  身倦怠感、咽頭痛を主症状とする細菌感染症です。本菌の感染により稀に引き起こされるこ

  とがある劇症型溶血性レンサ球菌感染症の全国の報告数は過去最多となっています。予防

  には手洗いやうがいの励行のほか、傷口の清潔保持が重要です。深い傷や発赤炎症のあ

  る傷の時は、早めの医療機関での受診をお勧めします。

 ・RSウイルス感染症は増加し、定点当たり患者数は1.98人となりました。県央及び中部地区

  で多くなっています。本症は発熱、鼻汁、咳といった風邪の症状がみられますが、乳幼児を

  中心に重症化することがあり注意が必要です。予防には手洗い、咳エチケットが重要です。

 

    

 ・岩手県の新型コロナウイルス感染症に関する情報は岩手県ホームページと

  LINE公式アカウント(@iwatevscovid19)で確認ができます。

  

 ・岩手県新型コロナウイルス感染症関連情報

  https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/covid19/index.html

 

 


感染症週報

第25週(6月17日〜6月23日)<NEW> 第20週(5月13日〜5月19日) 第10週(3月4日〜3月10日)
第24週(6月10日〜6月16日) 第19週(5月6日〜5月12日) 第9週(2月26日〜3月3日)
第23週(6月3日〜6月9日) 第18週(4月29日〜5月5日) 第8週(2月19日〜2月25日)
第22週(5月27日〜6月2日) 第17週(4月22日〜4月28日) 第7週(2月12日〜2月18日)
第21週(5月20日〜5月26日) 第16週(4月15日〜4月21日) 第6週(2月5日〜2月11日)
第15週(4月8日〜4月14日) 第5週(1月29日〜2月4日)
第14週(4月1日〜4月7日) 第4週(1月22日〜1月28日)
第13週(3月25日〜3月31日) 第3週(1月15日〜1月21日)
第12週(3月18日〜3月24日) 第2週(1月8日〜1月14日)
第11週(3月11日〜3月17日) 第1週(1月1日〜1月7日)

 

感染症月報PDF版)

令和6年   5月<NEW>
令和6年   4月
令和6年   3月
令和6年   2月
令和6年   1月

週報・月報のバックナンバー

病原体検出情報PDF版)

バックナンバー:令和5年
バックナンバー:令和4年
バックナンバー:令和3年
バックナンバー:令和2年
バックナンバー:平成31年/令和元年
バックナンバー:平成30年
バックナンバー:平成29年
バックナンバー:平成28年

平成12年度

バックナンバー:平成27年

平成11年度

バックナンバー:平成26年

平成10年度

バックナンバー:平成25年

平成 9年度

バックナンバー:平成24年

平成13年42週以降の病原体検出情報は各週報及び月報に掲載しています。

バックナンバー:平成23年

バックナンバー:平成22年

バックナンバー:平成21年

バックナンバー:平成20年

バックナンバー:平成19年

バックナンバー:平成18年

バックナンバー:平成17年

バックナンバー:平成16年

バックナンバー:平成15年

バックナンバー:平成14年

バックナンバー:平成13年

感染症分布図

感染症の地域別発生動向を岩手県地図上で表しています。

疾病別・地区別グラフ

疾病別・地区別グラフ
(過去5年間の推移)

令和5年 過去5年間の地区別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

平成17年

平成16年

平成15年

平成14年

平成13年

年齢階級別グラフ

年齢階級別グラフ
(過去5年間の推移)

令和5年 過去5年間の年齢階級別流行状況を疾病毎に3Dグラフでみることができます。
令和4年
令和3年
令和2年
平成31年/令和元年
平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年

平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

平成20年

平成19年

平成18年

感染症情報は速報性を重視しているため、今後の調査などの結果に応じて若干の変更が生じることがありますが、その場合は週報上で訂正させていただきます。

 


 

感染症発生動向調査とは?


 平成11年4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が施行され、厚生省からこの法に基づく「感染症発生動向調査事業実施要綱」が通知されました。

 この要綱に基づき、岩手県感染症情報センターでは、県内の医療機関から発信された感染症の患者発生情報を集約し、県民や関係機関に伝えることによって感染症のさらなる発生拡大の防止につとめています。

全数把握対象疾患:

 厚生省令で定める1類〜4類及び5類のうち法で定められた疾患で、医師は該当する患者を診断したときは、最寄りの保健所に届出なければなりません。
 週報では、県内で発生した過去5週の患者数を一覧表にして掲載しています。

定点把握対象疾患:

 5類感染症のうち厚生省令で定めた疾患で、県が指定した定点医療機関が患者の発生状況を毎週(月)保健所に届出ています。
 週報と月報では過去5週(月)の県内と全国の患者発生状況を一覧表で掲載しているほか、今年と前年の患者発生状況をグラフで掲載しています。

 


説明: Home