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ホソサガミイトカケ |
新腹足目イトカケガイ科 |
Cinctiscala eximilla Masahito, Kuroda & Habe |
岩手県:Dランク |
形態 | 殻長8.9mm内外。卵円錐形、薄質、螺層は10階、各層は丸く膨らみ全体白色。殻表に板状の縦肋が右に捩れ体層に達する。その数は体層で20本。縦肋間に弱い螺肋がある。臍孔は開かない。 |
分布の概要 | 大槌湾周辺以南、九州まで分布。 |
生育状況 | 水深55〜100m位の砂泥底か砂礫底に生息。大槌湾外で記録されている。岩手県が本州太平洋岸における北限とされる。 |
生存に対する脅威 | 東日本大震災津波の影響や温暖化による水温上昇などの生息環境の変化が懸念される。 |
特記事項 | |
文献 | 土田英治・堀 成夫 (1992) 岩手県大槌湾とその周辺海域の貝類相 異腹足目 後鰓亜綱と掘足綱東京大学海洋研究所大槌臨海研究センター報告, (18):1-23. |
写真 |