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オオバンヒザラガイ
新ヒザラガイ目
Cryptochiton stelleri (Middendorff)
岩手県:Dランク        

形態 体長20cm〜30cm、幅10cm位で、この属間では最大である。8枚の白色殻板は、肉体中に完全に埋没する。体表には小棘束が密生し、赤褐色又は、淡黄色の紋となっている。
分布の概要 寒流系の種類で、国内では大槌湾以北の潮下帯の岩礁に分布する。
生育状況 大槌湾口部水深約40〜50mの褐藻類の付着している岩礁に生息することが確認されている。早春の産卵期には浅所に移動する。岩手県においては稀産である。
生存に対する脅威 東日本大震災津波の影響や温暖化による水温上昇などの生息環境の変化が懸念される。
特記事項
文献 斎藤 寛・土田英治 (1998) 岩手県大槌湾とその周辺の貝類相(8)多板綱 東京大学海洋研究所大槌臨海研究センター報告, (23):22-35.
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