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イワテホラヒメグモ |
クモ目ホラヒメグモ科 |
Nesticus iwatensis Yaginuma |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 成体の体長は5〜6.5mm、脚は14mmを越える。アッカホラヒメグモによく似るがやや大型、背面の暗紋は色が濃く黒色に近い。外雌器は長く突出し先が裁断される。 |
分布の概要 | 北上高地南半の洞穴とその付近に産する。岩手県北上高地の固有種 |
生育状況 | 生息環境は好洞穴性、アッカホラヒメグモとは分布域が重ならない。大迫町及び大船渡市の洞穴では洞内浅部から採集された。大船渡市上甲子では洞外地上からも発見されている。分布は局限されるが、生息密度は比較的高い。 |
生存に対する脅威 | 洞内の環境変化による食餌動物の衰退。 |
特記事項 | 県内にはNesticus 属はアッカホラヒメグモ、イワテホラヒメグモ、ヒノデホラヒメグモの3種が知られているが、それ以外に東山町田河津および胆沢ダム周辺から未同定の個体が得られている。 |
文献 | Yaginuma, T. (1979) A study of the Japanese species of nesticid spiders. Fac. Let. Rev. Oitemon Univ., 13:255-287. |
写真 |