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ヒメコミズメイガ
チョウ目ツトガ科
Parapoynx rectilinealis Yoshiyasu
岩手県:情報不足        環境省:なし

形態 開張11mm内外。前後翅は黄色地、前翅外側の白紋は直線的で黒で縁どられている。似た種はいない。
分布の概要 滝沢市の湿原のみで確認された。県外では愛知県、三重県、滋賀県、京都府、宮崎県に局地的に分布。
生育状況 近年に記載された種で幼生期は不明。上記湿原では、成虫は7月中旬〜9月上旬に少ないながら広く産す。
生存に対する脅威 湿地の改変・消失。
特記事項 本県が分布の北限で、東北地方唯一の産地。本種のほかに上記湿原のみで生息が確認された種にクロスジコケガ(ヒトリガ科)がある。クロスジコケガは北海道にのみ産するとされてきたが、最近、下北半島とこの湿原から検出され、南限分布地となっている。
文献 長谷川勉・佐竹邦彦(1995)春子谷地湿原の昆虫および小動物.岩手県滝沢村文化財調査報告書29:1-48. 滝沢村教育委員会
間野隆裕(1996)三重県上野市法花の湿地のガ. 蛾類通信, 187:184-188
Yoshiyasu, Y.(1985)A Systematic Study of the Nymphulinae and Musotiminae of Japan (Lepidoptera: Pyralidae). Scient. Rep. Kyoto Prefect. Univ.(Agric.), 37:1-162
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