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イトアメンボ |
カメムシ目イトアメンボ科 |
Hydrometra albolineata (Scott) |
岩手県:情報不足 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 成虫は体長11-14mm、大型のイトアメンボ。体は非常に細長く棒状、複眼は長い頭部の中間より後方に付く。体色は暗褐色のものが多いが濃淡の変異がある。また、長翅型と短翅型がある。 |
分布の概要 | 県内記録は戦前の古いものしかなく、近年のものは全くない。国内では本州、四国、九州に分布するが、全国的に減少が著しい。 |
生育状況 | 池沼、水田、河川など抽水植物や挺水植物の生える水面や水際に棲み、小昆虫などを捕食している。水田環境の変化が本種の生息に大きな影響を及ぼしたと思われるが、詳しいことは不明である。まずは県内における生息有無の把握が急務である。 |
生存に対する脅威 | |
特記事項 | 本県での記録は古く標本が残されていない。ヒメイトアメンボと混同されることがあるので、誤同定の可能性もある。 |
文献 | 林 正美・宮本正一(2005)半翅目.日本産水生昆虫(東海大学出版会):291-378 小山真一郎・主濱繁義・加藤武夫(1932)郷土の動物.(発行者不明) 宮沢康一郎(1937)博物郷土資料 昆虫目録.関中博物同好会 |
写真 |