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ハネビロエゾトンボ
トンボ目エゾトンボ科
Somatochlora clavata Oguma
岩手県:情報不足        環境省:絶滅危惧U類

形態 成虫は腹長37〜50mm、後翅長39〜45mm。全身が金緑色を呈し、未成熟雄は胸部側面に黄条が2本あるが、成熟するにつれて消失する。雌は成熟しても胸部の黄条が残る。エゾトンボとは、腹部斑紋、尾部付属器、産卵弁の形状等で区別できる。
分布の概要 北上市(伊藤, 1992)が知られるのみであるが、奥州市、山田町でも本種と思われる個体の飛翔を確認した。
生育状況 1〜3年1世代で、平地から山地の樹林に囲まれた緩やかな流れや細流に生息する。近年、県内よりの生息情報がほとんど得られない。
生存に対する脅威 開発による丘陵地の細流の消失。
特記事項
文献 伊藤 智(1992)岩手県産蜻蛉に関する覚え書き. 岩手蟲乃會會報,(19):17-18
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