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イブキスズメ |
チョウ目スズメガ科 |
Hyles gallii (Rottemburg) |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 開張70〜78mm。前後翅の翅端から後縁にかけて淡黄色帯がある。アカオビスズメに似るが、前翅淡黄色帯ははるかに太い。 |
分布の概要 | 葛巻町袖山、岩泉町早坂高原、盛岡市玉山区などからわずかな個体が確認されている。国内では北海道、本州、九州に局地的に分布。 |
生育状況 | 寄主植物としてカワラマツバとヤナギランが知られているが、早坂高原ではキバナカワラマツバが多く自生しており、これを寄主としていると考えられる。県内での成虫の記録は6月、7月、9月である。高原の指標種。 |
生存に対する脅威 | 食草の生育する草原の衰退。 |
特記事項 | カワラマツバを寄主とする種にヒメスズメ(スズメガ科)がある。イブキスズメとほぼ同様な分布を示し、局地的で少ない。 |
文献 | 岡野磨瑳郎(1980)岩手県の昆虫類. 新岩手風土記(岩手県の歴史と風土):197-214. 創土社, 東京 斎藤 修(1981)北上山地・袖山に産する蛾数種の採集記録. 岩手蟲乃會會報, 7:15-16. 土井信夫(2005)岩手県の大蛾類 付 蝶類リスト.自刊, 岩手県. |
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