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ゴマダラチョウ |
チョウ目タテハチョウ科 |
Hestina japonica (C.& R.Felder) |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 開張70mm。翅の地色は黒色。少し緑色味の光沢がある。斑紋は白色、前翅で3列に斜めに並ぶ最外縁に小白紋列がある。後翅最外縁の小紋列は2列、それから基部にかけて2列の紋列がある、基部中央のものは大形。内縁は白色。裏面は淡色で、白紋は表面とほぼ同じである。 |
分布の概要 | 産地は県内各地に散在している。国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。 |
生育状況 | 成虫は年2回6月と7月下旬、8月に発生し、クヌギ、コナラ、クリの樹液を吸収する。雌は幼虫の食樹であるエノキの葉に卵を2、3個並べて産みつける。幼虫は葉を食べて成長し樹上で蛹化する。秋の幼虫は樹木から地上に降りて落ち葉の中で越冬して翌春に樹木に登って蛹化する。県内では個体数が減少の傾向にある。雑木林の指標種。 |
生存に対する脅威 | 幼虫の食樹であるエノキと成虫の吸液する樹木がそろっている雑木林や社寺林が減少すること。 |
特記事項 | |
文献 | |
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