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ギンイチモンジセセリ |
チョウ目セセリチョウ科 |
Leptalina unicolor (Bremer & Grey) |
岩手県:Dランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 雌雄の色彩斑紋はあまり違いがない。前後翅表面はビロウド状の黒褐色で、前翅裏面は前縁から外縁にかけて黄褐色に縁とられた黒褐色、後翅の中央部に銀色の条紋がある。 |
分布の概要 | 県内各地に局所的に生息しているが、この十年ほどの間に個体数の減少がみられる。国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。 |
生育状況 | 成虫の出現は6月上・下旬で年1回発生が多い。成虫は日当たりのいい草原を弱々しく飛んでいる。幼虫の食草はススキ科のほかいくつかが知られている。産卵は食草の葉表になされ、幼虫は葉を筒状に閉じて巣を造りそこから出かけて摂食する。巣を造り変えながら成長した幼虫は巣内で越冬し翌春羽化する。 |
生存に対する脅威 | 既知産地のススキ原はススキの需要がなくなって他に転用されたり、河川敷が護岸工事や草刈りで食草が消滅したりすること。 |
特記事項 | 2000年代に入って幾つかの既知産地において個体数が減少したり、絶滅したりしていると認められたので新たに追加した。 |
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