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ネグロクサアブ |
ハエ目クサアブ科 |
Coenomyia basalis Matsumura |
岩手県:Dランク 環境省:情報不足 |
形態 | 体長は雄で15mm前後、雌で22前後、体の色彩は雄では黒褐色、雌では赤褐色。頭部は小さい。胸部背面は丸味を帯びて著しく隆起し、黄色毛を密生する。小楯板の後縁には1対の太い刺状突起をもつ。腹部は雄では黒色で光沢があり、第2節には1対の黄色で円形の紋がある。雌では基部は黒色、以下各節後縁寄りに黒色の三角形紋がある。 |
分布の概要 | 秋田県境の大白森および盛岡市で記録された。日本全土に分布する。 |
生育状況 | 生態などについては不明。大型のアブで色彩も目立つ種でありながら、これまで全国的にも生息情報が少ない。 |
生存に対する脅威 | 本種が採集されたのは森林環境なので、大規模な森林伐採や単一樹種の植林が脅威となろう。 |
特記事項 | 本県では近年の生息情報が得られているため、Dランクとして新たに追加した。 |
文献 | 佐竹邦彦(1996)大白森湿原学術調査報告書:71-84. 岩手県環境保健部自然保護課 |
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