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ニセハイイロマルハナバチ |
ハチ目ミツバチ科 |
Bombus pseudobaicalensis Vogt |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 中型。白黄色の短めの毛でおおわれ、腹部には3本の黒色が目立っている。雄の触角各節の一部にふくらみがある。雄の胸に白毛に黒毛が散在、雌の胸では前部は白毛から黄毛で後半は黒毛。腹部第U節暗灰色で側部の黒毛は雄で10本位、雌では2,3本。 |
分布の概要 | 盛岡市玉山区の姫神山麓から記録されている。国内では北海道、本州の東北地方に分布する。 |
生育状況 | 自然状態に近い放牧地や畑地の周辺など日当たりいいところを好む。活動期は6月から10月が活動期で、クサフジ、シロツメクサ、ウツボグサ、アザミ類をよく訪れる。地中に営巣をするがコロニーは小さく成虫総生産数は200匹位である。極めて稀な種であるらしい。 |
生存に対する脅威 | 小さな密度で安定しているかもしれないが、管理された採草地や放牧地は牧草が密生して吸蜜植物がないこと。また、放棄されたこれらの場所は灌木が侵入する等でこの種の生活に適さなくなること。 |
特記事項 | 本県を南限とする。ホンシュウハイイロマルハナバチとの関係の課題がある。 |
文献 | なかやみつる・前田泰生(1979)岩手県におけるマルハナバチ相.岩手蟲乃會會報,3:7-14 |
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