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オオルリハムシ |
コウチュウ目ハムシ科 |
Chrysolina virgata Motshulsky |
岩手県:Dランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 体長11〜15mm。黒色で、本県の個体群では体背面は光沢のある緑〜青藍色をしている。頭部は小点刻を散布し、前頭横溝は中央でやや角ばる。前胸背は粗点刻を装い、両側に深い縦溝があり、粗大点刻を具える。 |
分布の概要 | 奥羽山系を中心に小規模ながら各地に生息地が散在している。国内では本州に分布する。 |
生育状況 | シロネ、ヒメシロネ、クルマバナなどシソ科植物を食草とし、これらの湿性植物の生育する湿原に生息している。自然度の高い湿原環境の指標種。 |
生存に対する脅威 | 湿地の開発や周辺森林の伐採。 |
特記事項 | 生息地は各地に散在しており危急性が比較的低いと考えられるため、CランクからDランクに変更した。 |
文献 | 千葉武勝(2008)春子谷地生物相調査報告書:59-61.春子谷地生物相調査グループ 木元新作・滝沢春雄(1994)日本産ハムシ類幼虫 成虫分類図説. 東海大学出版会, 東京 小山真一郎・主濱繁義・加藤武夫(1932)郷土の動物.(発行者不明) 大野正男(1982a)日本の重要な昆虫類の分布(全国版):126-127. 佐竹邦彦(2007)花巻の豊かな自然 竹内誠一(1940)岩手県甲虫誌. 自刊 |
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