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シララカハナカミキリ
コウチュウ目カミキリムシ科
Judolia parallelopipeda (Motschulsky)
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 長約8〜 14mm、暗灰褐色で筒形、翅鞘に淡黄褐色の3横条がある。県内に多いヨツスジハナカミキリより小形で横条が1本少ない。同属のヤマトキモンハナカミキリは生息環境が異なる。
分布の概要 宮古市川井と花巻市大迫町で記録されている。国内では北海道の北・東部と山地、中部地方と関東地方北部の高地、及び早池峰山に隔離分布し、本州では早池峰山以外はごく少ないといわれる。
生育状況 早池峰山の主に1500mを越す高地に生息し、マルバシモツキエやセリ科の花上に成虫を見る。1960年代までと比較すれば減少したものの、現在でも個体群は維持されている。山麓部や周辺でも古い記録があるが、その場に常発するとは考え難い。
生存に対する脅威 生息地は自然環境保全地域、国定公園等の法的保護を受けており、当面は人為による大きな影響はないと考えられる。
特記事項 上記のように生息地は保護区になっており、個体群は健全に維持されていると推測されるため、CランクからDランクに変更した。
文献 槇原 寛・伊達 功・鈴木一生(1997)岩手県のカミキリムシ類. 岩手蟲乃會會報 特別号, 1:59-78.
伊達 功(2013)いわてレッドデータブックに掲載されたカミキリムシの記録.岩手蟲乃會會報,40:17-20
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