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ツマグロヒラタコメツキ
コウチュウ目コメツキムシ科
Anostirus castaneus jaonicus Kishii et Ôhira
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 体長11~15mm。黒色で上翅は翅端を除き鮮黄~橙黄色。頭胸背は密に点刻する。触角は雄では櫛歯状、雌では鋸歯状。
分布の概要 盛岡市、滝沢市、葛巻町、宮古市川井など中央内陸部で確認されている。国内では北海道および本州北部に分布。
生育状況 低山地の落葉広葉樹林が主な生息地で、春の晴れた日に飛翔個体が観察される。生息密度は極めて低い。寒地性コメツキムシの代表的な種類で、明るい落葉広葉樹林の指標種。
生存に対する脅威 植林や開発による落葉広葉樹林の減少。
特記事項
文献 平野俊秀(1980a)ツマグロヒラタコメツキの採集記録. 岩手蟲乃會會報, 4:12
大平仁夫・伊達 功(1997)岩手県産コメツキムシ類の分布記録(Ⅲ).岩手蟲乃會會報 特別号1:105-113
大平仁夫・中村七三(1970)岩手県産鞘翅目仮目録第2号,岩手甲虫学会
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