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オオチャイロハナムグリ |
コウチュウ目コガネムシ科 |
Osmoderma opicum Lewis |
岩手県:Dランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 体長22〜32mm、体色は光沢ある黒褐色でときに青銅色〜紫銅色を帯びることがある。雄は前胸背板の幅が広く、中央の2縦条は強く稜状、雌では前胸の幅が狭く、2縦条は不明瞭。 |
分布の概要 | 奥羽山脈や北上山地中部で確認されている。国内では本州、四国、九州に分布する。日本固有種。 |
生育状況 | 成虫は多くの場合、立ち枯れた大木や樹洞内に生息し、あまり人目につかない。幼虫も樹洞内で腐植質を食べて成長する。県内では古くから生息が確認されているが、採集例は少なかった。近年、その生態が判明するとともに各地での採集例が増えている。 |
生存に対する脅威 | 古木が存在する良好な原生林の減少。 |
特記事項 | 県内に広く生息していることが確認されたため、CランクからDランクに変更した。 |
文献 | 平野俊秀(1980b)オオチャイロハナムグリを採る.岩手虫乃會會報、5:8 伊藤 智(1997)オオチャイロハナムグリ. 月刊むし、321:1 加藤武夫(1938)岩手懸産の金亀子類(其の一). 岩手虫乃會時報,2(1):6-11 奥 昭夫(2000)二戸市の自然 I. 二戸市 佐竹邦彦(2007)花巻の豊かな自然 竹内誠一(1940)岩手県甲虫誌. 自刊 |
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