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メススジゲンゴロウ
コウチュウ目ゲンゴロウ科
Acilius japonicas Brinck
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 体長15mm前後。体型は卵型で扁平。体色は全体に黄褐色。雌の上翅片側には縦に幅広のスジが4本走っており、そこには黄褐色の短い毛が密生している。このスジは雄には無いので、雄雌の区別は容易である。
分布の概要 奥羽山系に生息池が多く確認されているが、北上高地からも見出されている。国内では北陸地方以北の12道県から記録がある。
生育状況 比較的高地の池沼を好んで生息するが、最近低山地の池沼からも発見されている。水生昆虫・小型魚類・両生類・甲殻類などを捕食する。
生存に対する脅威 外来種(ブラックバス・ブルーギル・アメリカザリガニ・ウシガエル)や養鯉。溜池の利用放棄による池の埋め立て。
特記事項 近年、新たな生息池が複数発見されたので、ランクCからランクDに変更した。
文献 森 正人・北山 昭(2002)改訂版・図説日本のゲンゴロウ.文一総合出版
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