| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

トウホクホソヒメクロオサムシ
コウチュウ目オサムシ科
Carabus harmandi yudanus Nakane
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 体長16〜23mm。黒色で頭部上面には不規則なしわがある。前胸背板は細く前縁は浅く弧状に湾入し、前後角は三角形で後方に突出する。上翅は細長く肩部は弱く丸みを帯び、第一間室は強く隆起し分断する。
分布の概要 奥羽山脈に広く生息し、早池峰山付近でも記録がある。日本固有種。
生育状況 ブナ林などの原生林の林床に生息する。朽木中などで成虫越冬する。生息密度は低いが、当面絶滅の危険は少ない。良好な自然林の指標昆虫。
生存に対する脅威 ブナ林などの伐採。
特記事項 改訂前登載のホソヒメクロオサムシLeptocarabus harmandi nakamurai (Ishikawa)は表記のように名称を変更した。本種は多数の亜種に分けられている。
文献 平野修一(1978b)岩手百科事典:691-692. 岩手放送
昆虫調査班(1989)和賀岳自然環境保全地域調査報告書:201-290. 環境庁自然保護局.
中根猛彦他(1989)東日本のオサムシ.東日本オサムシ研究会.
写真