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カワラバッタ
バッタ目バッタ科
Eusphingonotus japonicas (Saussure)
岩手県:Dランク        環境省:なし

形態 成虫は体長25〜43mm、灰色に細かく暗色点を散らし、前翅や脚の濃淡があり、色彩は河原の転石に紛らわしい。後翅は半透明、暗灰色の横条より内側は青味をおびる。前胸背の後部が段をなして盛り上がり、後方へ強く広がるのが特徴。
分布の概要 かつて県南部には普通に産していたが、各地で減少している。国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。日本固有種。
生育状況 比較的大きな石の多い礫地に生息し、周辺の裸地にも現れる。成虫は晩夏から秋にかけて出現する。全国的には礫のある河川中流域に広く分布するので、本県でも同じような環境に生息していると思われる。良好な河川環境の指標種。
生存に対する脅威 河川環境の改変。
特記事項
文献 宮沢康一郎(1937)博物郷土資料 昆虫目録.関中博物同好会
日本直翅類学会編(2006)バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑、北海道大学出版会、札幌
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