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ハッチョウトンボ |
トンボ目トンボ科 |
Nannophya pygmaea Rambur |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 成虫は腹長9〜14mm、後翅長12〜16mm。世界最小のトンボの一種。未成熟雄は橙色であるが、成熟にともない赤化する。雌は黄色、褐色、黒色の縞模様呈する。 |
分布の概要 | 久慈市、釜石市、宮古市、遠野市、滝沢市、紫波町、西和賀町、花巻市、北上市、奥州市、一関市など広範囲に確認されている。国内では本州、四国、九州に分布する。 |
生育状況 | 1年1世代で、平地から丘陵地の湿地、湿原、休耕田等に生息する。モートンイトトンボ、オゼイトトンボ、ハラビロトンボ、シオヤトンボなどと同時に見られる場合が多い。現状では県内に広く産地がみられるが、分布が縮小傾向にある。低茎草本が繁茂する湿地の指標種。 |
生存に対する脅威 | 湿地の埋め立て、水源の枯渇。植生遷移。 |
特記事項 | |
文献 | 伊藤 智(1992)岩手県産蜻蛉に関する覚え書き. 岩手蟲乃會會報,(19):17-18 環境庁(編)(1980)日本の重要な昆虫類 東北版. 環境庁 沼宮内耕作(2004)春子谷地のトンボ.岩手蟲乃會會報, 31:13-16. 佐竹邦彦(2001)北上市立博物館所蔵のトンボ類標本について. 北上市立博物館研究報告,(13):143-146 |
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