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ヤマサナエ |
トンボ目サナエトンボ科 |
Asiagomphus melaenops (Selys) |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 成虫は腹長44〜54mm、後翅長35〜46mm。やや大型のサナエトンボで、黒地に黄色の斑紋をもつ。 |
分布の概要 | 浄法寺町(恐らく本種の誤同定(清水, 1949))以南に生息するものと思われるが、現在確認できるのは花巻市、奥州市、一関市の県央から県南にかけての地域である。沿岸部では宮古市から記録があったが近年の確認例は全く無く、絶滅したものと思われる。国内では岩手・秋田両県以南の本州、四国、九州に分布する。日本固有種。 |
生育状況 | 2〜4年1世代で、丘陵地から山地にかけての樹林に囲まれた河川の上・中流域や水路などに生息する。成虫は春季から初夏季にかけて出現し、川岸に近い場所の植物上や地面に静止している。 |
生存に対する脅威 | 河川改修。 |
特記事項 | 本種の北限となることから、新たに追加した。 |
文献 | 清水虎二(1949)岩手縣二戸郡浄法寺産トンボ類の研究. 東北生物研究, 1(1):54 小岩 勲(1980)盛岡市のトンボ覚え書[II]. 岩手蟲乃會會報,(5):5-8 小岩 勲(1986)岩手のトンボ. 岩手蟲乃會會報,(13):13-21 |
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