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カラカネイトトンボ |
トンボ目イトトンボ科 |
Nahalennia speciosa (Charpentier) |
岩手県:Dランク 環境省:なし |
形態 | 成虫は腹長19〜24mm、後翅長11〜16mm。小型のイトトンボで、胸部背面及び腹部背面は金緑色を呈す。 |
分布の概要 | 滝沢市と八幡平市(環境庁編、1980)に生息が確認されている。国内では北海道から栃木県まで分布し、本州では局限される。 |
生育状況 | 1年1世代で、平地から山地のミズゴケをともなう湿原等に発生する。成虫は春季から夏季にかけて出現する。滝沢市の生息地は植物群落が村指定天然記念物となっており、実質上保全されているが、八幡平市の生息地は国定公園外に位置している。 |
生存に対する脅威 | 開発による湿原の消失。 |
特記事項 | 産地が非常に限られるが、現状では県内の産地において生存に対する脅威は確認されていないこと、寒冷地のミズゴケ湿原を指標する種であることから、CランクからDランクに変更した。 |
文献 | 長谷川勉・佐竹邦彦(1995)春子谷地湿原の昆虫および小動物.岩手県滝沢村文化財調査報告書29:1-48. 滝沢村教育委員会 環境庁(編)(1980)日本の重要な昆虫類 東北版. 環境庁 沼宮内耕作(2004)春子谷地のトンボ.岩手蟲乃會會報, 31:13-16. 小野泰正・佐竹邦彦,(1978)岩手県におけるムツアカネの新産地について. 東北昆虫,(16):14 |
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