| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

ウスジロケンモン
チョウ目ヤガ科
Viminia lutea (Bremer et Grey)
岩手県:Cランク        環境省:準絶滅危惧

形態 開張38〜42mm、前翅は黒褐色。ナシケンモンに似るが、後翅内半が白いことで区別できる。
分布の概要 雫石町、盛岡市、北上市に産す。国内では北海道と本州(青森県、岩手県、秋田県、長野県)に分布。
生育状況 寄主植物はワレモコウとされるが、本県では生息地の状況からナガボノシロワレモコウと推定される。成虫は5月〜6月に発生する。これまで3個体しか採集されていなかったが、最近、雫石町と盛岡市で少数の個体が確認されている。
生存に対する脅威 ナガボノシロワレモコウの生育する湿地の消失。
特記事項
文献 岡野磨瑳郎(1959a)東北地方の注目すべき蛾類(2). 蛾類同志会通信, 18:176-177
佐竹邦彦(1971)北上産ヤガ科(鱗翅目)目録. 理科部会誌,1:14-29. 岩手県高等学校教育研究会理科部会
土井信夫(2005)岩手県の大蛾類 付 蝶類リスト.自刊, 岩手県.
写真