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ノヒラトビモンシャチホコ |
チョウ目シャチホコガ科 |
Drymonia basalis Wileman et South |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 開張40〜50mm。前翅は灰白色。トビモンシャチホコとコトビモンシャチホコにやや似るが、この内で最も大きく、直線的に走る内横線によって区別できる。 |
分布の概要 | 東北地方では岩手県(宮古市川井と盛岡市玉山区)が唯一の産地。国内では本州、四国、九州に分布。日本固有種。 |
生育状況 | 寄主植物はクヌギとされるが、県内産地にはクヌギは生育しておらず、確認地の近くにカシワ林があることから、これが食樹である可能性が高い。成虫は5月に発生する。 |
生存に対する脅威 | カシワ林の消失。 |
特記事項 | 本県が分布の北限である。 |
文献 | 岡野磨瑳郎(1969)岩手県産蛾類短報(4). 東北昆虫研究, 4(2):30 杉 繁郎(編)(1987)日本産蛾類生態図鑑. 講談社, 東京 |
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