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クロフカバシャク |
チョウ目シャクガ科 |
Archiearis notha okanoi (Inoue) |
岩手県:Cランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 開張27〜31mm。前翅は黒褐色、後翅は赤橙色で同属のカバシャクに酷似する。雄の触角の形状の違いや雌の前翅内側の横線が明瞭なことなどによって区別できる。 |
分布の概要 | 岩手県(滝沢市、雫石町、盛岡市、紫波町)と青森県のみに産す。 |
生育状況 | 食樹はヤナギ科のヤマナラシと植栽されたイタリアポプラである。また、幼虫はイタリアポプラで飼育され蛹越冬することが知られている。成虫は昼行性で4月中旬〜5月上旬に発生する。紫波町や岩手山南麓では生息数は少なくないとされる。 |
生存に対する脅威 | ヤマナラシの伐採。 |
特記事項 | 盛岡市繋が日本産亜種 okanoi の模式産地である。 |
文献 | 環境庁(編)(1980)日本の重要な昆虫類 東北版. 環境庁 斎藤 修・片山千賀志(1976)クロフカバシャクの棲息確認と飼育記録. 誘蛾燈, 65:91-93 佐竹邦彦(1986)クロフカバシャク. 東北の自然, 21:22-23 |
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