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ヒメシロチョウ
チョウ目シロチョウ科
Leptidea amurensis (Menetrries)
岩手県:Cランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 開張40mm。胸腹部は華奢で白鱗が散布する。翅は白色で前翅の翅端に黒色の斑紋が又基部近くは暗色である。後翅の表面には斑紋がない。前翅裏面白色で基部から翅端にかけて暗色に曇る。後翅は黄白色で翅脈に沿って淡黒色。雌の前翅の翅端は丸みを帯びる。
分布の概要 産地は県内全域に局地的に散在する。国内では北海道、本州、九州に分布する。
生育状況 県内の発生回数はいまだ解明されていないが3回か4回発生である。幼虫の食草はツルフジバカマ、ビロードクサフジであり、食草のある明るい草地を飛び交っている。全国的にも個体数が少なくなってきているといわれているが、県内でも減少傾向にある。
生存に対する脅威 宅地化等でツルフジバカマが茂る草地が少なくなってきているほかに、河川敷などの管理のために刈り払いがされる時期とこの蝶の生育期の関係で脅威を受ける場合がある、しかし草刈りは必要で食草が繁茂し過ぎると成虫が寄りつかなくなる。
特記事項
文献 平野俊秀(2004)盛岡近郊のヒメシロチョウU.岩手蟲乃會會報,31:10
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