| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

タカネハマキ
チョウ目ハマキガ科
Lozotaenia kumatai Oku
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 開張25mm内外。翅は褐色、静止状態で釣鐘形となる。前翅に細かい網目模様があり、断続する中央の斜条は暗褐色で外側にも暗色紋の痕跡がある。後翅は灰白色。
分布の概要 北海道の高地と北東部、本州の早池峰山と白山を含む中部山岳に分布。日本固有種。
生育状況 幼虫はハイマツの葉を食するため、本州の生息地は高山帯とその周辺に限られる。成虫は7月後半から8月前半に出現する。早池峰山の上部に認められ、ブナ帯にも出現したことがある。今のところ衰退の形跡は認められない。
生存に対する脅威 踏みつけによる低木林相の変化。
特記事項
文献 奥 俊夫(1986)早池峰自然環境保全地域調査報告書:313-319. 環境庁自然保護局
写真