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ヨツボシカミキリ |
コウチュウ目カミキリムシ科 |
Stenygrinum quadrinotatum Bates |
岩手県:Cランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 体長8〜14mm。やや扁平な長円筒形で赤褐色。前胸は頭部よりやや細く首状、触角は体より短い。翅鞘中央にある左右各2個の淡黄色紋が特徴。 |
分布の概要 | 久慈市、二戸市、盛岡市、宮古市、水沢市、一関市から記録されている。国内では北海道南部から奄美群島まで広く分布する。 |
生育状況 | 過去には成虫が山林のほか市街地近郊にも出没したが、近年はクリ・コナラに代表される二次林においても見ることが少ない。県内での記録は、2000年二戸市以降の報告がない。関東地方などでも本種が衰退した地域はあるらしく、かなり普遍的な現象となっている。 |
生存に対する脅威 | クリやコナラは現在も少なくないので本種の衰退を植生と関係づけることは難しいが、過去の採集状況等から里山環境の変化が関係している可能性がある。 |
特記事項 | |
文献 | 槇原 寛・伊達 功・鈴木一生(1997)岩手県のカミキリムシ類. 岩手蟲乃會會報 特別号, 1:59-78. 奥 昭夫(2011)二戸市の昆虫 カミキリムシ科.二戸市の自然U:47-57.二戸市 |
写真 |