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ツガルホソシデムシ |
コウチュウ目シデムシ科 |
Lyrosoma chujoi Mroczkowski |
岩手県:Cランク 環境省: なし |
形態 | 体長4〜4.5mmで最大幅の2.5倍強、暗褐色で平たくヒョウタン形、シデムシ類としては細身で、前胸が異例に小さく、一見ゴミムシ類に似る。翅鞘に条溝があり、後翅は退化する。 |
分布の概要 | 宮古市で検出されたのみ。国内では北海道、東北地方北部の海岸に分布する。日本固有種。 |
生育状況 | 海浜の石下や打ち寄せられた海草下から成虫が採集されている。発見地点が少なく、また、後翅が退化し移動力が乏しいと思われることから、特定の生息場所と結びついている可能性がある。 |
生存に対する脅威 | 海岸の人工化。また、東日本大震災後の復旧工事の影響も懸念される。 |
特記事項 | 生息調査によっても容易に成果が得られないこと、および東日本大震災による影響を考慮して、情報不足からCランクに変更した。 |
文献 | 中村裕之(1985)岩手県のツガルホソシデムシの記録. 月刊むし,174:41 高橋泰美(1993)Celastrina,28:29-44 |
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