| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

エゾゲンゴロウモドキ
コウチュウ目ゲンゴロウ科
Dytiscus marginalis czerskii Zaitzev
岩手県:Cランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 体長34mm前後。体型は長卵型。体色は黒褐色で、前胸背の周囲と上翅の体側縁に黄色の細い縁取りがある。雄の上翅には光沢があり、雌にはスジ状の縦溝がある。国内では地域により、雌の上翅に縦溝が現れないタイプも生息するが、県内は溝ありタイプである。
分布の概要 生息池は奥羽山系に多く知られるが、北上高地の岩洞湖周辺でも確認された。国内では中部地方以北の10道県から記録がある。
生育状況 比較的高地にある池沼に生息。水生昆虫・小型魚類・両生類・甲殻類などを捕食する。
生存に対する脅威 外来種(ブラックバス・ブルーギル・アメリカザリガニ・ウシガエル)や養鯉。溜池の利用放棄による池の埋め立て。
特記事項
文献 森 正人・北山 昭(2002)改訂版・図説日本のゲンゴロウ.文一総合出版
写真