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ゲンゴロウ |
コウチュウ目ゲンゴロウ科 |
Cybister japonicas (Sharp) |
岩手県:Cランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 体長38mm前後。体型はタマゴ型で扁平。体色は深緑を帯びた暗褐色で光沢があり、体側縁には前胸背〜上翅に黄色の細い縁取りがある。雌の前胸背〜上翅にはごく細かい波型模様があるので、雄雌の区別は容易。日本産ゲンゴロウ中、最大種。 |
分布の概要 | 県内には広く分布する。国内では九州以北から記録があるが、近年絶滅した県もあり、減少傾向が進んでいる。 |
生育状況 | 平地や丘陵の池沼。ヒシ・カンガレイ・ヒルムシロ等、水生植物の豊かな止水系に生息する。農地の中の溜池にも生息が確認されている。水生昆虫・小型魚類・両生類・甲殻類などを捕食する。 |
生存に対する脅威 | 外来種(ブラックバス・ブルーギル・アメリカザリガニ・ウシガエル)や養鯉。溜池の利用放棄による池の埋め立て。 |
特記事項 | |
文献 | 森 正人・北山 昭(2002)改訂版・図説日本のゲンゴロウ.文一総合出版 |
写真 |