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アカガネオサムシ |
コウチュウ目オサムシ科 |
Carabus granulates telluris Bates |
岩手県:Cランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 体長18〜24mm、黒色で背面は弱く暗銅色を呈す。頭部は密に点刻され、複眼は大きく突出する。前胸背板は幅広く方形、上翅は両側ほぼ直線で平行する。第一次間室は強く隆起する。 |
分布の概要 | これまで沿岸部でのみ記録されていたが、近年、内陸部でも生息が確認された。国内では本州の箱根、新潟県以北に分布する。北海道に別亜種が生息する。日本固有種。 |
生育状況 | 低標高の湿地、河川敷、水田などの水辺環境に生息し、成虫で越冬する。本県には広い低湿地が存在しないので安定した生息地に乏しい。沿岸部ではマークオサムシと同様な環境に生息していたが、近年、県中〜南部の北上川沿いの河川敷や休耕田等に新たな生息地が発見された。低湿地環境の指標種。 |
生存に対する脅威 | 休耕田を含む基盤整備、河川改修、宅地造成などの環境改変。 |
特記事項 | 内陸部に新たな生息地が発見されたため、BランクからCランクに変更した。 |
文献 | 国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所(2011)平成22年度北上川上流河川水辺の国勢調査【陸上昆虫類等調査】報告書. 中根猛彦他(1989)東日本のオサムシ.東日本オサムシ研究会. 大久保一吉・尾形洋一(1985)岩手県におけるマークオサムシとアカガネオサムシの採集記録. 月刊むし,168:33 菊池恭司・菊地 透・小関 憲(2005)岩手県南部におけるアカガネオサムシの採集記録. 月刊むし、410:45 三浦秀明(1988)宮古付近のオサムシ.Cychrus 1:21-28 |
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