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オオツノカメムシ
カメムシ目ツノカメムシ科
Acanthosoma giganteum (Matsumura)
岩手県:Cランク        環境省:情報不足

形態 体長17mm内外。扁平でやや縦長の5角形、背面は鮮緑色で無紋、赤色の前胸側角は鋭くとがって突出する。ツノアカツノカメムシも側角は赤いが、背面にV字形の大きな赤紋がある。
分布の概要 二戸市、遠野市、一関市に記録がある。国内では本州、四国、九州に分布する。
生育状況 県北部では越冬成虫が5月末頃に活動を始め、7月末には姿を消し、9月に老齢幼虫が出現する。幼虫はケンポナシにのみ認められる。太平洋戦争直後に二戸市と遠野市で記録された。その後しばらく確認されていなかったが、2010年8月に一関市の北上川河畔で記録された。
生存に対する脅威 ケンポナシ成木の衰退。
特記事項 国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所(2011)平成22年度北上川上流河川水辺の国勢調査【陸上昆虫類等調査】報告書.
奥 昭夫(2000)二戸市の自然 I. 二戸市
四戸耕太郎(1950)遠野地方産椿象科昆虫越冬目録.北上生物学会報, 2(3):1-5.
文献
写真