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キトンボ |
トンボ目トンボ科 |
Sympetrum croceolum (Selys) |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 成虫は腹長21〜31mm、後翅長22〜32mm。中型のトンボで、翅の基部と前縁部が橙色を呈する。成熟雄の腹部背面は赤化する。 |
分布の概要 | 岩手沿岸(山本 1954)、花巻市、盛岡市、一関市、宮古市、岩手沿岸(小岩 1986)、北上市(佐竹 2001)など内陸から沿岸部まで広範囲に生息しているが、近年は内陸南部からのみ確認されている。国内では北海道から九州まで分布する。 |
生育状況 | 1年1世代で、平地から丘陵地にかけての植生の豊富な池沼に生息する。成虫は夏季から秋季にかけて出現する。 |
生存に対する脅威 | 池沼の浚渫や開発による溜池の消失、ブラックバス等による食害。 |
特記事項 | 現状では県南部に安定した産地がみられるが、分布が縮小傾向にあることから、新規に追加した。 |
文献 | 小岩 勲(1986)岩手のトンボ. 岩手蟲乃會會報,(13):13-21 佐竹邦彦(2001)北上市立博物館所蔵のトンボ類標本について. 北上市立博物館研究報告,(13):143-146 山本 弘(1954)岩手県沿岸地帯昆虫目録. I. 蝶セミトンボ及び直翅類. 進化, 6(3):20-23 伊藤 智(1994)故山本弘コレクション内の蜻蛉目に関するメモ. 岩手蟲乃會會報,(21):5-12 |
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