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ムカシヤンマ |
トンボ目ムカシヤンマ科 |
Tanypteryx pryeri (Selys) |
岩手県:Cランク 環境省:なし |
形態 | 成虫は腹長44〜54mm、後翅長39〜48mm。黒色で黄色の斑紋があり、胸部前面は広く淡褐色となる。複眼は黒褐色となる。 |
分布の概要 | 八幡平市(東 1946)、盛岡市・奥州市・一関市(環境庁編 1980)、滝沢市(長谷川・佐竹 1995)、西和賀町(昆虫調査班 1989)など北上川以西に分布する。日本固有種。 |
生育状況 | 2〜3年1世代で、丘陵地から山地にかけての湿地や水の浸み出す斜面などに生息し、幼虫は湿った土中に穴を掘ってすむ。成虫は春季から初夏季にかけて出現し、成熟雄は地面や植物葉上に静止して、雌の飛来を待つ。 |
生存に対する脅威 | 開発による湿地の消失、林道拡幅等による生息地の消失。 |
特記事項 | |
文献 | 東 勝公(1946)東北昆虫学会報告,(2):2 長谷川勉・佐竹邦彦(1995)春子谷地湿原の昆虫および小動物.岩手県滝沢村文化財調査報告書29:1-48. 滝沢村教育委員会 環境庁(編)(1980)日本の重要な昆虫類 東北版. 環境庁 昆虫調査班(1989)和賀岳自然環境保全地域調査報告書:201-290. 環境庁自然保護局. 小岩 勲(1986)岩手のトンボ. 岩手蟲乃會會報,(13):13-21 小岩 勲(1980)盛岡市のトンボ覚え書[II]. 岩手蟲乃會會報,(5):5-8 小岩 勲(1968)岩手県下のマダラヤンマの新産地. 昆虫と自然, 3(3):35 |
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