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ホシチャバネセセリ
チョウ目セセリチョウ科
Aeromachus inachus (Menetries)
岩手県:Bランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 開張26mm。翅の表面の地色は黒褐色、前翅の外縁に沿って7〜8個の白紋列がある。裏面はやや黄色、前翅には表面にある白紋列の外側にも白紋列がある。後翅には外縁に平行の灰白色紋列があり、翅脈灰黄色で表面よりはっきりしている。
分布の概要 県内各地から記録されているが局所的に分布する。国内では本州に分布。
生育状況 成虫は年一回、7月中旬から8月中旬に発生し、幼虫の食草であるオオアブラススキの葉の裏に産卵する。幼虫は葉を巻いた巣の中にいて時に出て葉を食べる。幼虫で越冬し、翌春葉を食べて成長し蛹化する。オオアブラススキの生育する草原や林縁を好む蝶であるが少なくなっている。
生存に対する脅威 既知産地の食草のオオアブラススキの生育する樹木を交えた自然草原の多くが、放牧地や採草地に転換していること。
特記事項
文献
写真