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ニセセスジツツハムシ |
コウチュウ目ハムシ科 |
Cryptocephalus weymarni Gressitt et Kimoto |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 体長2.6〜3.4mm。体色は一般に黒青色。頭部は黒青色で前頭は黄褐色、複眼の内縁部は赤褐色であり、肢は全体黒青色を呈する。前胸背板の点刻は強く密である。上翅の点刻は規則的な列状をなす。一見、セスジツツハムシに似るが、顔面の色彩などによって区別は容易である。 |
分布の概要 | 盛岡市のみで確認されている。国内では北海道および本州に分布する。 |
生育状況 | 生息地の環境はゴマシジミの生息する湿地である。それ以外の食草、生活史などに関する知見はいまのところない。生息地は面積が極めて狭小で、生息数も限られている。他の同様の湿地などの精査により、新しい生息地の発見が期待される。湿原環境の指標種。 |
生存に対する脅威 | 生息地は国有地内にあり盛岡市の環境保全地区に指定されているが、生息地の規模が小さいうえ市街地に近接しているため環境が急変する危険性が大きいこと。 |
特記事項 | |
文献 | 木元新作・滝沢春雄(1994)日本産ハムシ類幼虫 成虫分類図説. 東海大学出版会, 東京 |
写真 |