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シロヘリトラカミキリ |
コウチュウ目カミキリムシ科 |
Anaglyptus colobotheoides (Bates) |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 体長10.0〜13.5mm。背面が平たい筒形で、上翅基半は暗赤褐色で中央部に白色微毛帯があり、後半は黒い。スギの害虫スギノアカネトラカミキリに似るが、触角第3節の内角は刺状に突出しない。 |
分布の概要 | 県内での確実な記録は宮古市川井の数例と岩泉町の1例のみである。国内では北海道と本州(東北から中部地方の一部)に局所的に分布する。札幌を除くと採集例は少ない。 |
生育状況 | 1980年前後に北上高地の松草沢下流の狭い範囲で数個体が記録されたが、道路改修や天然林伐採等により環境は激変し、それ以降の報告がない。県内での記録は、いずれも沢沿いのカンボク等に訪花していたものである。 |
生存に対する脅威 | 伐採や道路改修、河川改修による沢沿いの二次林等に混交している食樹であるイヌエンジュの衰退。 |
特記事項 | 本州での確実な産地は岩手県と長野県のみ。 |
文献 | 槇原 寛・伊達 功・鈴木一生(1997)岩手県のカミキリムシ類. 岩手蟲乃會會報 特別号, 1:59-78. |
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