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オオウラギンヒョウモン |
チョウ目タテハチョウ科 |
Fabriciana nerippe (C.&.R,Felder) |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TA類 |
形態 | 開張70mm位。翅表の地色は雄では橙黄褐色、雌ではすこし暗色でいずれも多くの黒色紋がある。外縁には3列の黒紋が並んでいる。前翅裏面は淡色で黒紋がある。後翅裏面には多数の銀白色の点状紋がある。 |
分布の概要 | 盛岡市、宮古市北部から記録があった。また、八幡平市で大量に発生した記録があるが、その後確認されていない。国内では本州、四国、九州に分布する。 |
生育状況 | 成虫は7月に出現し、9月ころ産卵する。幼虫で越冬し、翌春からスミレをたべる。県内でここ数十年記録されていない。スミレは普遍的な草本であるので、本種は絶滅していないと思われる。 |
生存に対する脅威 | 成長にはかなりの量のスミレが必要である、何らかの要因でスミレの生存が脅威を受けていることが本種の減少の要因になっている。本県ばかりでなくて本州各地で記録がなくなっている。 |
特記事項 | 本州の南部産と北部産の個体では斑紋に変異があることが指摘されている。 |
文献 | |
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