形態 |
開張32mm位。翅表は黒褐色で前翅に大小の白紋があり、後翅中央近く2列の白紋列がある。前後翅共に前縁は交互に黄白色と褐色である。裏面は前翅では淡い黒褐色、後翅では灰褐色でそれぞれに表と同じような配置の白紋がある |
分布の概要 |
古い一関市の記録のほかに盛岡市と宮古市以北の記録がある。国内では北海道、本州、四国に分布する。 |
生育状況 |
成虫は6月ごろに発生し幼虫の食草であるキジムシロ、ミツバツチグリに産卵する。孵化した幼虫は葉を綴って巣を作りその葉を食べるので、巣を造り変えながら成長する。ふつうは巣内で蛹化するらしい。県内では年に2回発生するかは明確にされていない。食草の密生している群落は好まない傾向があり、馬の放牧地のようにいろいろの草が残っていてそれが密生しない草原のチョウである。 |
生存に対する脅威 |
かつての分布地が採草地になって牧草が密生し、または管理がなされず灌木が茂って食草が減少すること。牛馬が歩き回って裸地が出来ることが必要である。 |
特記事項 |
本種が見られなくなっている地域が急激に増えているので、BランクからAランクに変更した。地域個体群の不連続な分布による地理的変異の研究はさらに深められるべき課題である。 |
文献 |
坂神㤗輔・吉田信代(2004)岩手県北部山地におけるチャマダラセセリの生態.岩手蟲乃會會報,31:11 |
写真 |
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