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マルコガタノゲンゴロウ
コウチュウ目ゲンゴロウ科
Cybister lewisianus Sharp
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧IA類

形態 体長24mm前後。体型はタマゴ型。上翅の色は深緑を帯びた黒褐色で光沢があり、体側縁には黄色の細い縁取りがある。
分布の概要 北上市と一関市で生息が確認されていた。国内では九州以北の18府県から記録があるが、生息池は極めて少なく、さらに減少傾向にある。
生育状況 平地や丘陵の池沼。ヒシ・カンガレイ・ヒルムシロ等、水生植物の豊かな止水系に生息する。水生昆虫・小型魚類・両生類・甲殻類などを捕食する。2002年に北上市の溜池で本県での生息が初めて確認された。一関市ではウシガエルの侵入により絶滅したもよう。
生存に対する脅威 外来種(ブラックバス・ブルーギル・アメリカザリガニ・ウシガエル)や養鯉。溜池の利用放棄による池の埋め立て。
特記事項
文献 森 正人・北山 昭(2002)改訂版・図説日本のゲンゴロウ.文一総合出版
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