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イワテセダカオサムシ |
コウチュウ目オサムシ科 |
Cychrus morawitzi iwatensis Nakane |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 体長12〜15mm。黒色でかすかな金属光沢を帯びる。前体部が細く後体部が強く拡がり、上翅は著しく凸隆し、粗く不規則で互いに合着する隆起で被われる。前胸背は密に粗く皺状に点刻される。原名亜種とは細形で前胸の幅が狭く上翅肩部の発達が悪いことなどによって区別される。 |
分布の概要 | 宮古市茂市北部の山地に局所的に産す。原名亜種は北海道、千島、サハリンに分布する。 |
生育状況 | 後翅が退化して飛翔力を失い、林床の落葉下や石下などで地上生活をしている。分布域は極めて限定されており、生息密度も低い。現在も上記産地に生息していることが確認されている。また、北上山系の他地域にも生息している可能性がある。 |
生存に対する脅威 | 狭小な生息地に対するわずかな環境改変および採集圧。 |
特記事項 | 本県特産亜種。岩手県希少野生動植物指定種。 |
文献 | 中村裕之(1980)月刊むし, 108:36 中村裕之(1981)月刊むし, 119:37 中根猛彦他(1989)東日本のオサムシ.東日本オサムシ研究会. |
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