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カワラハンミョウ |
コウチュウ目ハンミョウ科 |
Chaetodera laetescripta Motschulsky |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 体長16mm内外。背面は緑色を帯びた暗灰色で青銅光沢をもち淡黄白色紋が発達する。腹面は紫色光沢を示す。ニワハンミョウに似るが、胴部が方形でなく楕円形、上翅斑紋の形状などにより区別できる。 |
分布の概要 | 盛岡市、花巻市大迫町、釜石市鵜住居に記録がある。全国に分布するが、近年各地で顕著に減少している。 |
生育状況 | 河川敷や海浜の砂地に生息する。盛岡市と花巻市の記録は太平洋戦争前で以後の報告がなく、絶滅したのではないかと考えられていた。しかし、2009年7月に釜石市鵜住居の砂浜で多数の個体が確認された。 |
生存に対する脅威 | 人為的かく乱などによる砂地環境の消失。 |
特記事項 | 釜石市の生息地は東日本大震災により消失し、現在の生息状況は不明。 |
文献 | 樋渡宏一(NK生)(1938)早池峰山採集記.岩手蟲乃會時報, 1(2):11-24 竹内誠一(1940)岩手県甲虫誌. 自刊 砂田比左男(2010b)釜石市根浜海岸で採集したハンミョウ類.岩手蟲乃會會報,37:35. |
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