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キバネツノトンボ
アミメカゲロウ目ツノトンボ科
Ascalaphus ramburi MacLachlan
岩手県:Aランク        環境省:なし

形態 成虫は体長約23mm、後翅長30mm弱、体は黒色で長毛を密生、長い触角の先が急に太くなる。前翅は透明で基部は黄色、後翅は暗灰褐色に複雑な黄紋をそなえる。県内に似た種はいない。
分布の概要 軽米町、宮古市、紫波町、北上市、一関市に記録がある。国内では本州、九州に分布。日本固有種。
生育状況 草地に生息し、成虫は日中に飛翔しよく目立つ。県内の生息場所は広大な放牧地や採草地でなく、村落や低地林縁の小規模草地であったと思われる。1970年代に激減したようで以後の報告はなかったが、2009年に宮古市川井、2010年には紫波町の北上川河畔で確認された。
生存に対する脅威 草地、とくに村落周辺の小規模な草地の消滅。
特記事項
文献 宮沢康一郎(1937)博物郷土資料 昆虫目録.関中博物同好会
一関市史編纂委員会(1975)動物. 一関市史 第五巻自然編:1-99. 一関
東北緑化環境保全株式会社(2013)平成24年度いわてレッドデ−タブック改訂事業調査等管理業務.岩手県
国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所(2011)平成22年度北上川上流河川水辺の国勢調査【陸上昆虫類等調査】報告書.
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